2019年6月発行ニュースレターNo.18

チェルノブイリから学び、子どもたちを守る 未来の福島こども基金ニュースレター

未来の福島こども基金ニュースレター
from chernobyl No.18 2019年6月発行
チェルノブイリから学び、子どもたちを守る

ニュースレターNo.18のPDFはこちらからダウンロードできますので、みなさま、ぜひご覧になってみてください!

黒部ドクター 講演会
7月6日(土) 14:00~16:00

「私がなぜ福島へ行くことになったか」

未来の福島こども基金 活動報告

  • 2018年度 活動&会計報告
  • 球美の里の動画 放映

長年、小児科医師として、多くの子どもたちを診てきた、黒部ドクター。現在はすずしろ診療所(練馬区)の所長として、子どものほかに大人も診療。さらに訪問医療で看取りも行なっている。2017年のたらちねクリニックオープン後は月に2回福島県いわき市まで、診療に通っています。なぜ、福島に通うようになったのか?じっくりその理由を聞いてみませんか?

黒部信一プロフィール:慶応大学医学部卒業後、総合小児科医師となる。未来の福島こども基金代表、チェルノブイリ子ども基金顧問、沖縄・球美の里理事、著書に『予防接種のえらび方と病気にならない育児法』他多数

ブログも好評発信中
https://blog.goo.ne.jp/kuroshin1941

  • 日時 2019年7月6日(土) 14:00~16:00(13:30 開場)
    入場無料 どなたでもご参加できます。
  • 会場:東京・練馬文化センター 地下1F第2リハーサル室
  • アクセス:西武池袋線・有楽町線・都営大江戸線「練馬駅」北口徒歩1分
  • 問い合わせ:TEL:090-3539-7611 FAX:048-470-1502

黒部ドクター 講演会

いわき放射能市民測定室たらちね 訪問記:向井雪子

いわき放射能市民測定室 たらちね

https://tarachineiwaki.org/

久しぶりに「たらちね」を訪問しました。いわき放射能市民測定室の事務所があるビルに近づくと屋上に大きく「たらちねクリニック」と書かれた看板が見えます。遠方から来られた方、初めて来院された方も迷わないようにと、2年前の開院のとき、作ったのだそうです。

この日は土曜日だったため、三階の事務所には事務局長の鈴木さん以外、誰もいらっしゃいませんでした。事務所の入り口の廊下には、ずらっと並んだ砂の塊が見えました。たらちねでは、ときどき、海岸の砂、海水の放射能値を計測しているそうです。前日、砂の採取日で、場所と日にちを書いた袋が、順番に計測待ちをしているのです(測定方法、測定結果については随時webで公開されています)。

たらちねには、7台もの各種測定器があります。オープン当初、未来の福島こども基金は、まず、食品の放射能測定器を、次に体内の放射能を知るためのホールボディカウンターを、贈りました。また、海水の汚染を知るために必要なβ線測定器も多くの寄付により設置した際には、当基金も支援し、βラボがオープンしました。しかし、今は文字通りの「ラボ」です。

かつては事務所の隅に置かれていた、食品の測定器も今は、ラボの部屋にまとめられて、さながら、研究室のようになっていました。「大学の研究室では、もっと雑多にいろんなものがありますが、こちらはこのように、整理されています」と鈴木事務局長の話。私自身は、ほかの研究所のことは知りませんが、なるほど、見た目にもきちんと整理整頓されていました。計測しているスタッフは主婦の方が中心です。
台所を片付けるように、手際よく作業をされているのかな、と推察しました。「圧力容器を使う作業もあるため、爆発の危険があり緊張が伴います」とのこと。また、悪臭が漂うこともあり、周囲への配慮も必要とのことでした。
測定スタッフは、さまざまな研修も受けて日々の業務をこなしているのだそうです。

さて、以前訪れたときにはなかった、たらちねクリニック。こちらには、当基金代表の黒部信一ドクターが月に2回担当医として勤務しています。そのほかの日は、昨年、練馬で講演していただいた所長の藤田ドクターが担当しています。最近の藤田ドクターの言葉です。

「体調不良で来たのに、診察室を素通りして、奥のプレイルームに直行する子。予防注射の後、わざわざ待合室に戻り、順番待ちをしている子の前で“痛かった~!”と大泣きで報告する子。診察が終わった後も、ずっとお母さんに絵本を読んでもらっている子。もしかするとクリニックを育てているのは、そんな子どもたちなのかもしれません」(HPより)

クリニックの中には、診察するベッドや甲状腺検診器などが置いてあります。奥のほうにはプレイルーム、絵本コーナーがあります。クリニックでは、通常の保険診療に加えて、子どもが無料で受けられる「たらちねこどもドック」を運営しています。「予防医療の観点に立って、被ばくの心配から心身への影響まで、子どもたちを総合的に診ます。ぜひ多くの人たちに利用して」と呼びかけています。

地域のクリニックとして、すっかり頼られる存在になっているたらちねクリニックですが、さらに今年1月にオープンした「あとりえ たらちね ワルンぺ*」も案内していただきました。車で2分程度、川岸を散歩しながら歩いて10分程度の場所に、ひときわ目立つ看板がありました。ビルの上ではありません。小ぢんまりしたステキな一軒家でした。

遊びの力を通じて、子どもたちのこころを元気にしていきたいと、箱庭遊びやサボリヨガなどを行うのだそうです。乳幼児精神科の渡辺久子医師のアドバイスを受けながら運営しています。室内には箱庭遊びに使うフィギュアがずらっと並んでいました。見学も受け付けているとのことです。日々進化しているたらちねでした。

沖縄・球美の里の窓口として、大勢の子どもたちを常にサポートしています。土日の保養説明会、バスの同行などは測定スタッフも担当します。また、甲状腺検診も変わらず行っています。出張検診の予定を掲げます。

注)*ワルンペ(Uwari un pe)=縄文の言葉で
「童」「子ども」を表す。
*写真:上の段はクリニック。
真ん中はラボ。
下の段は「たらちね あとりえ」です。
小さくて見えないかも知れませんが箱庭遊びのためのフィギュアがたくさん!

福島における小児甲状腺がんの多発
原発事故から8年 崎山比早子
高木学校 3、11 甲状腺がん子ども基金(代表)

去る4月21日、チェルノブイリ33年・福島8年救援イベントを練馬ココネリで、チェルノブイリ子ども基金と共催で開催しました。予想を超えた参加者で、うれしい悲鳴でした。資料が足りなくなったりして、一部のみなさまにはご迷惑をおかけしました。チェルノブイリ子ども基金のホームページに当日の資料(パワーポイント)を掲載しています。また、講演のビデオも公開の予定です。

ぜひ、ホームページを確認されて、そちらも参考にしていただけましたら幸いです。図もふんだんに使った資料は分かりやすいものでした(パソコンをご覧になれない方にはお送りしますので、必要な方は連絡ください)。

紙面の都合上、下記の5つのうち、1の基本的な甲状腺についてのお話しと2の過剰診断とについてのお話しだけを抜粋します。

1、甲状腺の機能と疾患、安定ヨウ素剤配布の問題点、福島における甲状腺がんの多発、検査体制の不備
2、過剰診断論と放射線の影響とは考えにくい?
3、福島における患者さんとその家族の声
4、20ミリシーベルト帰還政策と福島原発事故災害 損害賠償・救済訴訟
5、放射線安全教育

甲状腺ってどこにあるのか
「甲状腺の作用は、甲状腺ホルモンを出すことだが、少なくなっても出すぎても甲状腺機能低下になり、基礎代謝をコントロールできなくなる。非常に重要なホルモンである。甲状腺がんは予後がいいと言われているが、若い人ががんになるといろいろな問題を抱える」

検査について
「ヨウ素がどのくらい広がったかというと、東日本をほとんど覆った。秋田の方から西は長野県までずっと。これだけヨウ素が飛んだわけで、政府としては甲状腺の検査を、飛んだところすべてを検査すべきだが、福島だけで行われている」

甲状腺にヨウ素がたまるのはなぜか
「この甲状腺ホルモンを1分子作るのにヨウ素が4原子必要。甲状腺は分子を作るのに、ヨウ素を血液の中から吸収する。放射性ヨウ素が飛んでくると、吸入とか食物に付いて食事といっしょに入る。呼吸といっしょに入った場合は肺から血液の中に吸収される。食べ物の場合は腸管から吸収されて血液の中に入る。放射性ヨウ素でも安定ヨウ素も化学的な性質は変わらない。安定ヨウ素剤を前もって飲んでおいて血液の中の安定ヨウ素の量を上げると、相対的に放射性ヨウ素の濃度が下がり、放射性ヨウ素が甲状腺にたまるのを防ぐことができる。飲むタイミングが大事で24時間前から同時ぐらいまでに飲んでおけば、90%以上、放射性ヨウ素の取り込みを抑えることができる。3.11のとき、福島で安定ヨウ素剤がたくさん備蓄されていたのに、飲まれなかった。政府、県、市町村とも服用指示を出さなかった。安定ヨウ素剤というのは安いし副作用がない。防災訓練か何かでヨウ素剤配布訓練などはしていない。今後このことを教訓にしてほしい」

チェルノブイリで事故後小児甲状腺がんが増加
「福島県でも小児甲状腺がんの検査をすることが決まった。事故の時に15歳以下の人には超音波で検査をする。一次検査で怪しいと、二次検査をし、細胞診が必要になったらさらに検査し、結果、悪性ないし悪性が疑われたら、県に設けられた検討委員会、県民健康調査検討委員会に報告されることになっている」

20歳までは2年おきに甲状腺検査を受ける
その後、節目検診といって、25歳、30歳と5年おきになる。で、一巡目で116人の悪性ないし悪性疑いが見つかりました。小児甲状腺がんというのは非常に珍しい病気で、大体百万人に一人か二人、せいぜい三人ぐらいと言われていたのに、受けた人が30万人で116人も疑いの人が出たので、これは多発だ、ということになった。これをスクリーニング効果だと検討委員会は言う。スクリーニング効果というのはたくさんの人をいっぺんに精密な機械で検査するので、本当は死ぬまでわからないようながんを見つけてしまうということで、スクリーニング効果と言った。しかし、数十倍の多発を説明するには大きすぎる。5、6倍だったらスクリーニング効果と言えるが、数十倍というのは説明できない。もし、これがスクリーニング効果だったら二巡目、三巡目、四巡目っていうのは出ないはずです。ところが二巡目で27万人調べて71人出た。しかも一巡目の2年前は何でもなかった子どもが33人も出たということはこのがんは2年の間に少なくとも5ミリは成長したということになる。三巡目にも21人も出ている。スクリーニング効果ということでは説明できないとうことになったら、今度は過剰診断という声が出た。過剰診断というのは命に別状もないような、そういうものをたくさんの人を調べることによって診断してしまうということ。
今のところその過剰診断を防ぐために、甲状腺の検査を縮小しようとしている、希望者だけにしようとしている」

◆一体全体現在、何人の子どもが甲状腺がんになっているのか?資料からはがんおよび疑いのあるのは212人だが、崎山さんも真実が非常に分かりにくくなっていると、と指摘されていました。

また、3.11前は事故は起きないという「原発安全論」を国や電力会社は言っていたが、事故後は「放射能安全論」を言うようになったという言葉が印象的でした。

最後に「LNT モデル(放射線の被ばく線量と影響の間には、しきい値がなく直線的な関係が成り立つという考え方)を社会通念にしよう」、との提言をされて講演会は終了しました。

◆崎山さんの講演に続いて、黒部医師、佐々木真理がそれぞれ、活動報告をしました。

黒部信一医師
「未来の福島こども基金で最初に行ったのは母乳の放射性ヨウ素の測定だった。次に内部被曝を避けるために市民放射能測定所に測定器を贈った。今、アレルギーの子どもが増えている。発達障害についても心配。一番知りたいことは福島の子どもたちの健康はどうなっているんだ?ということだと思う。その調査を本格的にやりたい」

佐々木真理事務局長
「チェルノブイリ子ども基金は1991年に設立以来、ウクライナやベラルーシの子どもたちへの医薬品や保養などの支援を行ってきた。小児甲状腺がんは減ってきたが、ほかの臓器や血液のがんなど、現在は、さまざまな病気の子どもたちの支援と子どものころ、甲状腺がんの手術を受け、現在は大人になっている人たちへの支援も行っている。ウクライナの内分泌研究所に医薬品も贈っている」

100次保養に参加して 柴田桂子

沖縄・球美の里の声

「沖縄・球美の里」は発足以来、今年1月の保養でちょうど100回目になることを記念して1月5日に古謝美佐子さんのコンサートを開くことになりました。私はそのお手伝いも兼ねて、ちょうど49名の学童保育の期間中に3拍4日で球美の里を訪ねました。久米島の小高い丘の頂上にあるこの保養施設は、見晴らしも良く、木々に囲まれ、広場あり図書館ありと充実した施設でした。

そして何よりも感動したのは子ども達の「耀く眼」でした。心の底から楽しんで生活している様子でした。子ども達の元気な声、笑顔に囲まれて一緒にいると、私も10歳くらい若返った感がありました。
そして古謝さんの魂に訴えかけるような歌声に、大勢の島の人達と一緒に感動しました。
また子ども達もこちらに来てから練習したという素敵な詞の歌も披露して、会場から拍手喝采をあびました。中には涙を流して感動している人もいて、子ども達の無限の可能性を垣間見た気がします。

それからスタッフ達の段取りの良さも光っていました。誰からもほめられるわけではない裏方の仕事ですが、ボランティアの方々と息がぴったり合って運営に当っていました。ある夜廊下で女の子とスタッフのお姉さんが長いこと座り込んで話しをしているのを見かけました。聞くところによれば、子どもたちはふだん家では結構がまんしていて、あまり我がままを言わないけれど、ここに来てのびのびと心も解放されると自分をさらけ出したり、悩みを打ち明けたりするものだということでした。子ども達の素直さ、けなげさにびっくりです。私はこれを聞いて、これこそが保養だと思いました。
保養の効果は目には見えないけれど、まちがいなく〝在る〟と確信しました。

また何といっても〝なんくるさんしん〟の方々の演奏も素敵なプレゼントの一つです。メンバーの中にいわき出身の小学生もいたりして、子ども達はとても親近感を覚えたようでした。身体で喜び悲しみを素直に表現する沖縄の音楽や踊りは久米島にしかない保養プログラムだと思います。お食事もとてもおいしくて心のこもったメニューばかりでした。ある時野菜ゴロゴロスープ(私が名付けた)に大きなニボシが骨まで柔らかく入っていました。これは〝いただき!〟と思い、帰宅してから我家のメニューに「ニボシ丸ごと煮」がたびたび登場することになりました。

久米島のすばらしい自然の中にある「沖縄・球美の里」での保養、是非多くの方に利用して頂きたいと思います。そして未来の福島こども基金の世話人として、くれぐれもみなさまのご協力、ご支援をお願いします。

◇今後の保養日程
106 次 6/19~6/28 母子
107 次 7/20~8/8 学童
108 次 8/15~8/23 学童
109 次 10/12~10/25(仮)母子
*10 月以降は仮日程です。
確定しましたらweb に掲載しますので、こちらをご覧ください。
https://www.kuminosato.com/hoyou
◇ボランティアは随時募集中
保養前2 日からと保養後1 日までが期間です108 次は締め切りました。

市民測定所から

https://fukushimachildrensfund.org/sokuteisho-shien/sokuteisho

あぶくま市民測定所(壱から屋~えすぺり) http://ichikaraya.web.fc2.com/ 福島県三春町
福島原発事故、そして「あぶくま市民放射能測定所」が立ち上がってから8 年になります。船引の自宅の離れ・かぼちゃ小屋に設置していたベクレルモニターを、今年三春町の「えすぺり」に移動させました。
諸条件からそうさせていただいたのですが、結果的にその方が良かったかなと思います。直売所兼レストランである「えすぺり」には、生産者から季節ごとの野菜が納入されます。測定がスムーズに行えることになりましたし、希望者に測定の様子を見ていただくこともできます。

野菜の測定結果に大きな変化は見られません。今年も「たらの芽」「こしあぶら」などの山菜や「たけのこ」は、販売も食べることも制限されています。「いつまで続くのか……」とため息つく人が多いです。野菜については10 ベクレル/1kg 以下で、大きな不安を感じている方は減ってきているように思います。やはり購入の際、判断基準になる数値が示されているのは、消費者の皆様には親切なのではないかと思います。この先も可能な限り測定は続けていきたいと思います。データを残していくことは意味のあることと思います。

みんなの測定所・ふじみーる http://fujimi-ru.info/ 岡山市
「お米無料測定キャンペーン」、昨年引っ越しに伴い中断致していましたが、再開しています。自家消費・市販流通品を問いません。1 キログラムが必要です。詳しくはホームページをご覧ください。
http://fujimi-ru.info/category/latest-result/2015-re-campaign/

みんなの放射線測定室「てとてと」 http://sokuteimiyagi.blog.fc2.com/ 宮城県大河原町
春播きの野菜が育ち始め、遅れていた山菜が出始め測定依頼が増えています。そして角田市にオープンした「道の駅」に出荷される方が「てとてと」のことを聞いて初めて測定に来てくれました。「町の小さな測定室」として暮らしの中に少しずつ根ざすことができてきているように思います。

ふくしま30 年プロジェクト http://fukushima-30year-project.org/ 福島市
時に、行政の抜き打ち検査などで基準超の食品が販売されていたことが分かり、ニュースで報じられています。一般食品の基準値は1kg あたり100 ベクレル。これが原子力災害対策特別措置法の規定に基づく食品の出荷制限及び摂取制限の基準値であり、食品衛生法に基づく成分規格でもあります。厚生労働大臣又は都道府県知事は基準値を超えた食品を流通させた業者には必要に応じ、改善指導や食品の廃棄命令、営業者の営業取り消しができると定められています。しかし、行政から発せられる放射性物質の影響は軽いという世間に対しての空気の醸成と、それに反して、いかにも厳しいと思える違反処分には、矛盾が感じられます。(通信Vol.37 より抜粋)。測定結果は、HP やFB、Twitter などでも随時公開しています。

小さき花 市民の放射能測定室 https://ameblo.jp/foreston39/ 宮城県仙台市 (12 頁を参照)

3.11 を忘れない~さまざまな取り組みから

2011 年3 月から9 年目を迎えた今年、各地でさまざまな取り組みがありました。毎年バザー、チャリティコンサート、イベントを開催するグループや個人など、今年もうれしいお便り、カンパが寄せられました。国内外の取り組みを紹介いたします。

川和保育園

☆先日、横浜の川和保育園の保護者のみなさまとお話しする機会がありました。私達は未来の福島こども基金の成り立ちや、いわきのたらちねに食品の放射能測定器を送ったのが始まりで、たらちねは今では診療所としても活動していることや、沖縄・球美の里のこと等、質問に答えるという形で話を進めました。「私も2代目の卒園者です」というお父さんもいらして、とても真剣に話を聞いてくださり、こちらも皆さんの熱意に感動しました。

川和保育園では“わかち合いの精神”のもとバザーの収益金を寄付しているそうですが、卒園と共に担当者も替わるのでなんとかこの思いを次の世代に引き継ぎたいということです。また「原発の恐ろしさを考える会」もあり、きちんと学習して知識を深め、自分に何ができるのかを考えているが、時々無力感も感じるというお母さん、私もとても共感できました。チェルノブイリのあと日本にまで飛んできたセシウムを前に一人の主婦に何ができるかと思いつつ、その輪が広がり今、この会があります。こんなに熱い思いをい
だく若い方々にお会いして私達も初心を思い出し、大きなパワーを頂きました。改めて未来の福島の子どもたちのために今できることをと、思いを新たにしました。遠くまでお運びいただきありがとうございました。(柴田桂子)

松江山教覚寺

☆静岡市にある松江山教覚寺(づんごうざんきょうがくじ)の「追悼と平和を願う集い」に招かれました。
3.11 は、毎年法要をされているそうで、お経を全員で唱和し、ご住職の話し、カネの音、黙祷、保養の話しと会は進みました。50 人ぐらいの檀家さんが出席されていました。
話しのあと、手作りのおやつをごちそうになりました。このお寺では、月に何回も集まりがあり、ダナー(お布施)活動をさまざまに展開されていて、本堂の片隅には手作りの手芸用品などが並べられていました。部屋に置く炭や木工品などもありました。これらの売り上げの一部も当基金に、また、東北、大阪、熊本などにも災害支援をしているそうです。
ところで、この会に参加されていた方より、カンパを直接いただきました。医師だったお連れ合い様(故人)がかつて須賀川の公立岩瀬病院に小児科医として勤務されていたそうです。ご家族で子育てのころ一緒に須賀川に住んでおられたとか(昭和38~44 年夏まで)。
慶応大の医学部の方針で、撤退になり、残念ながら引き上げたとのことでした。
当基金の代表の黒部医師も慶応大出身、という話しをしました。お連れ合い様は33 回生ということで、黒部医師の先輩にあたるようです。このご縁に感謝です。
とてもあたたかな雰囲気の集いでした。(向井雪子)
*当日の様子は3 月11 日の住職日記に掲載されています。
http://oteranohon.cocolog-nifty.com/nikki/2019/03/index.html

海外の支援グループより

❖初めてお便りいたします。

ワシントンDC でささやかな東北支援活動を続けてまいりました。ワシントン東京婦人クラブの中のCooks without Boundaries というお料理同好会のメンバーが中心となって、2011 年3 月30 日にMany Hands for Japan という名で急遽支援グループを立ち上げ、第1 回の東北支援バザーを開いて以来、年1 度(時には2 度)手作りの食品やクラフトを販売して支援金を募り、東北での復興活動を続けていらっしゃる団体に送ってまいりました。今年度からは未来の福島こども基金を応援させていただくことになりました。会計担当より今回のバザーの売り上げ、を振り込ませていただきました。次回のバザーは11 月に予定しております。クラフト班はすでに製造作業を開始しました。和菓子班は秋の和菓子の作り方を練習中です。ささやかな成果しかあげられない私たちの願いは、日赤その他の大規模な団体を介してではなく、地元に密着して、長く地道に活動を続けていこうとなさっているグループに、私たちの成果がそのまま直接届けられることです。この7年のあいだには支援してきた団体が次々と活動を休止していきましたし、私たちのボランティアも数年で帰国する方が多く、顔ぶれも随分変わりましたが、細々とでも今少し福島のお役に立てたらと,遠くから皆様の活動を見守っております。
(2018/7/11 Many Hands for Japan ダウニング七瀬)
http://okashischedule.blog112.fc2.com/blog-entry-97.html

★以上が2018 年7 月に届いたお便りです。その後、11 月にバザーを開催、さらなる活動の収益金と合わせた金額が2019 年3 月にも振り込まれました(お便りは抜粋。以下同)★

❖初めまして、イタリアのローマに於いて活動している団体です。私たちは東北大震災の年から、毎年「TOHOKUDAY」という、東北を支援するイヴェントを行なってきました。
うち4回はチャリティーマーケットで、その収益金は、赤い羽根募金、あしなが育英会、ポンテ(子供達にイタリアでの夏休みを提供する協会)、甲状腺がん子ども基金、などに寄付をしてきました。今年も3 月10 日の日曜にチャリティーマーケットを行なう予定です。今年は日本とイタリアの海外の支援グループより

2か所に分けて寄付をしたいと思っております。日本は未来の福島こども基金とイタリアはPeter Pan という、がんや難病の治療をしている子供達のフォローをする団体に寄付をする予定です。(2019/3/5 大貫真弓)
https://www.facebook.com/Tohokuday/
【続報】3 月10 日のTOHOKU DAY 2019 チャリティーイヴェントでは、ローマの日本人コミュニティーの方々からも多くの協力をいただきました。少しでも福島の子どもたちのお役に立つことができれば幸いです。(大貫)

❖ご無沙汰しております。日本は温暖差の激しい春を迎えているようですが、お元気でお過ごしですか?コペンハーゲンはだいぶ日も伸び、暖かくなってきました。先日3 月2日に東日本大震災のためのチャリティーコンサートを行いました。コペンハーゲンフィルの同僚たちの協力で、弦楽四重奏でのコンサート、そしてお寿司やパンなどの寄付や今回は福島出身の詩人の方の詩集を販売しました。8 年目ともなると、やはり人々の記憶から遠ざかっている感を受けざるを得ませんが、それでも日本人含め、デンマーク人たちも来てくださいました。寄付金をお送りさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします!
(2019/3/28 デンマーク在住・コペンハーゲンフィルヴァイオリニスト安井優子)
https://www.facebook.com/events/423687958170116/permalink/461773787694866/

★安井さんから最初にお便りをいただいたのは2012 年の4 月でした。以来3 月にチャリティバザーを毎年開催してくださっています★

★ドイツ・タイ・パリの団体など海外からの応援に励まされます★

寄付団体名(2018年6月1日~2019年5月31日)敬称略

団体名のみ記載しています。多くの個人のみなさまからもご寄付をいただいております。心より感謝申し上げます。

ACT21/A Musical Caf’e(デンマーク)/秋山さんのお話をきく会/東井怜さんを偲ぶ会/網走友の会奉仕係”いのちとみらい”「大地を受け継ぐ」上映実行委員会/いわて生活協同組合/インタラクティブブロ/WATERMARK arts and crafts/全日本語りネットワーク/お絵描きぽけっと&大人部作品展2018/オーガニックハウスあさのは屋/表町町会/Kaiki Fund/核・原発のない未来を子どもたちに@練馬/家庭文庫おはなしのいえ /川和保育園/川和保育園父母の会ボランティア /環境調査センター/ギャラリートモズ/教覚寺/具志川モービル/クレヨンハウス/劇団はぐるま/玄米ごはん・カフェじょじょ&二人のコチローバ展/桜井書店/さよなら原発関西アクション/志木かっぱ油田/自然健康村・中医研究所/渋谷民商 布ぞうり「結の会」/スラージ代表/清心会三光町修道院 /「空と海の間に」チャリティライブ/高崎経済大学矢野ゼミナール/チェルノブイリ子ども基金/千葉の会/日本キリスト教団千葉教会婦人会/日本基督教団沼津岳南教会/日本基督教団水口教会/はじめてきもの小梅/パスパル/はっぴーあいらんど祝島 /BLB クリスマス会(シンガポール)/東所沢リサイクルの会/常陸野すかんぽ団 /TOHOKUDAY in Rome/百町森エコプロジェクト/兵庫県立尼崎小田高等学校/フクシマを思う実行委員会/平安女学院大学聖アグネス礼拝堂/遍照院/法然院/ほっとふる柳瀬/真岡西部クリニック/みどりーむまつり2019 実行委員会/みのや/民宿夢民村/Meny Hands for Japan(ワシントンDC)/元都立富士女子バレー部有志/稔台教会/山形の会/山崎産業株式会社/和らぎヨーガ小田原/リサイクルグループカリーナ/龍国寺/れんの会/ろばや

継続支援のお願い

ご支援者のみなさま、引き続きのご支援をお願いします。すでに振り込まれた方はご容赦ください。振込用紙つきチラシを一律に同封させていただきました。また、チラシをまわりのかたに広めていただける場合、枚数をお知らせください。お送りします。どうぞよろしくお願いいたします。

寄付金、会費の振込先

郵便振替口座
振替口座: 00190-0-496774
口座名: 未来の福島こども基金
他の金融機関からゆうちょ銀行へお振込の場合
店番 : 019
店名 : 〇一九店(ゼロイチキュウ店)
預金種目 : 当座 0496774

三菱東京UFJ銀行普通口座
銀行名:三菱東京UFJ銀行
支店名:神楽坂支店(支店番号:052)
口座名:未来の福島こども基金
口座番号:0064011

海外から送金の場合 – Remittance from Overseas
BENEFICIARY’S BANK/ACCOUNTBANK :
THE BANK OF TOKYO-MITSUBISHI UFJ,LTD
3-7,KAGURAZAKA,SHINJYUKU-ku,TOUKYO162-0825,JAPAN
BENEFICIARY’S BRANCH :KAGURAZAKA BRANCH
SWIFT/BIC :BOTKJPJT
ACCOUNT NAME :Fukushima Children’s Fund
2-3-4, c/o MukaiTate,Shiki-Shi, Saitama 353-0006,JAPAN
ACCOUNT NUMBER :052 - 0064011

※DAYS 被災児童支援募金が 3 月末を持って解散しました。今までの収支報告は DAYS 被災児童支援募金のブログに掲載されています。
https://dayshisaijidoushienbokin.info/?p=14
なお、当基金に残金の一部を委託されました。支援先がすべて決まりましたら、ご報告いたします。

※原発・核燃・プルトニウムの利用の中止を求める署名用紙を同封させていただきました。ストップ・ザ・もんじゅ事務局からの要請によるものです。
http://www.page.sannet.ne.jp/stopthemonju/

会計報告2018年6月1日~2019年5月31日

会計報告2018年6月1日~2019年5月31日

未来の福島こども基金 規約

1、本会の名称:「未来の福島こども基金」
2、目的: 福島原発震災に遭った被災者を支援するため、情宣・募金活動を行う
3、会費:3000 円、学生会員 2000 円、維持会員 1 万円の年会費を納入する*
4、役員: 代表 1 名、若干名の世話人をおく。世話人の中から会計、監査を選任する
5、会員はそれぞれ可能の範囲で創意工夫して自由な支援活動を行う
6、本会は印刷物、メール、ネット、等の媒体を通じて適宜活動報告を行う
7、毎年 1 回、総会を開き、事業および会計について報告する
8、事務局:353-0006 埼玉県志木市館2-3-4-409 向井方
〈問合せ〉Tel:090-3539-7611 Mail:fromcherno0311(アットマーク)yahoo.co.jp
9、活動開始:2011 年 6 月 1 日より( 会計年度 6 月 1 日より翌年 5 月 31 日まで)
* 会費には寄付金も含まれる
※経費は募金額の 1 割以内をめどとする
※当基金は任意団体です

インフォメーション

小さき花まつり2019 開催予定:2019年10月12日~10月14日
百姓、宗教者、アーティスト
みんなですばらしい未来を創造するおまつりです。

<石森少年より>
うつくしい、たのしい、すばらしい未来を創造していく、みんなのお祭りです。大きな大きな犠牲の上に今、ここに生きている私たち。かけがえのない命。何よりも重い命。どんな人にも、どんな草花にも、ちゃんと命をまっとうしてほしい。私たちにできること、どんな人にもできること。それは”未来を創造し、祈ること”ではないでしょうか。
うつくしい、たのしい、すばらしい未来を夢み、創造し、祈ること。これこそが、すばらしい未来実現への近道。そして力の源です。
人がとびたいと思ったからとべるように、すばらしい未来を創造し、語り、踊り、うたって、夢を実現させよう!!夢はかならず実現するよ。

チャリティコンサート/報告

6月3日、東京・清瀬けやきホールにおいて「東日本大震災復興支援チャリティ・ピアノコンサートが開かれました。主催は実行委員会。演奏はピアニストの福間洸太朗さん。震災以降2年ごとに開催。主催者のご好意により、チラシの折り込み、沖縄・球美の里で保養をしている子どもたちの写真を展示させていただきました。すばらしいコンサートでした。展示の機会を与えていただき感謝します。

未来の福島こども基金

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