検診は甲状腺の病気の早期発見と予防が目的です。
チェルノブイリでは事故後数年たって甲状腺がんにかかる子どもが急増しました。福島でも今後同様のことが起こるのではないかと懸念されています。
甲状腺がんから子どもを守るには、病気を早期に発見し治療することが重要です。また兆候が見つかった場合には保養をうながすなど、病気の予防のためにも検診が大切です。
未来の福島こども基金は甲状腺検診支援として、いわき放射能市民測定室たらちねの検診プロジェクトを支援しています。
たらちね 検診プロジェクト
プロジェクトは、子どもの健康を心配する市民の要望に応え、いわき放射能市民測定室たらちねが企画し、専門医の協力のもと2013年3月に開始されました。希望者がいつでも参加でき、医師からその場で詳しい説明を受けられるよう、市民目線にたった配慮がなされています。
検診参加者
3歳から、2011年事故当時18歳以下だった子どもを優先に行われています。参加費用は無料です。
2013年12月までの半年間に1844人の子どもが検診に参加しました(事故当時18歳以下の人も含む)。
専門医の協力
検診は全国からあつまった専門医の方々のボランティアによって行われています。
未来の福島こども基金は検診プロジェクトに必要な超音波診断機器を他団体とともに支援しました。
またプロジェクトの継続に必要な運営費用も支援しています。