当基金代表の黒部信一小児科医の新刊が発売されました!
『予防接種のえらび方と病気にならない育児法』
黒部信一 著、現代書館発行、判型:A5判変型 並製 256ページ、定価:1400円+税
病気は人間と環境の相互作用で発生するという「病原環境論」に基づく小児医療を実践。予防接種の問題点をワクチン別に検証し、体の免疫力を高めて病気を予防する子育て術を指南する。子ども特有の症状や対処方法も豊富に解説。
編集担当者より
「病原環境論」とは、ウイルスが体内に入っても、体の免疫力が強いときは病気にならず、自然・社会環境のストレスが大きくなり免疫力が弱まったときに病気になるという考えである。
予防接種さえ受ければ大丈夫と考えず、その必要性や時期については、副作用の危険性も含めて十分に検討しなければならない。
50年近く、小児科医として現場を知り尽くした著者が、病気にならない子育て(しつけや食事)を伝授してくれる心強い一冊である。
著者紹介
黒部信一(くろべ・しんいち)
1966年、慶應義塾大学医学部卒業。
1967年、慶應義塾大学医学部小児科学教室入室。
1968年、国立埼玉病院小児科勤務。
1982年、国立埼玉病院小児科医長。
1984年、吹上共立診療所所長。
2010年、堀ノ内病院小児科勤務。
2012年、すずしろ診療所所長。
現在に至る。
専門は総合小児科(小児総合診療科で小児医療全般)。心療内科と総合内科を志す。
古代ギリシアの医者・ヒポクラテスの復興を提唱する「病原環境論」または「適応説」を受け継ぎ、近代医学、特に予防接種、抗生物質、抗がん剤の限界を感じ、病気やアレルギーを予防する育て方を提唱する総合小児科医。
チェルノブイリ事故以来、被ばくした子どもの支援をし、福島の子どもたちの支援も行う。
著書に『院長先生のここがまちがい小児医療』(VIENT、2003年)、『原発・放射能 子どもが危ない』(小出裕章と共著、文春新書、2011年)、『原発事故と子どもたち』(三一書房、2012年)、『放射線と健康 本当に私たちが知りたい50の基礎知識』(東京書籍、2013年)がある。