沖縄・球美の里と保養プロジェクトについて

沖縄・球美の里の準備状況

前回お伝えしました沖縄・球美の里の準備状況についてお知らせします。

沖縄・球美の里は、5月16日に久米島において設立総会が開かれ、任意団体としてスタートしました。

保養施設は沖縄県久米島町山城(やまぐすく)にある元陶芸工房の跡地が利用されます。施設には工房として使われていた2階建ての大きな建物のほかに、ピラミッド型のユニークな窯や、ギャラリーなどが併設されています。

現在は7月からの保養プロジェクト開始に向け、急ピッチで施設の改修と整備がすすめられています。

 

保養の目的と計画

保養は放射能に汚染された土地に住む子どもたちが、汚染のない環境で生活し、身体の抵抗力を高め、病気の発症を防ぐことが目的です。

保養施設ではスタッフが食品の検査を行い、安全な食事を提供し、希望者には子どもの健康診断を行います。

また保養中は、子どもたちが自然に親しみ、生き物と触れ合えるような、久米島の豊かな自然を利用したプログラムが用意されています。

計画では、保養は毎月1回、福島の母子約50名を迎え、約2週間の日程で行われることになっています。今後の予定は、第1回の保養が7月5日から 20日までの16日間、第2回の保養が7月26日から8月10日までの16日間、第3回の保養が8月20日から30日までの11日間となっています。保養 プロジェクトは福島全域の子どもたちを対象として今後も続きます。

保養を希望される方への窓口は、いわき放射能市民測定室たらちね内の沖縄・球美の里 いわき事務局に設置されています。
いわき放射能市民測定室たらちねのウェブサイトはこちらです。

 

保養の輪を広げるために

未来の福島こども基金は、一人でも多くの子どもが保養し、健康を維持・快復できるよう沖縄・球美の里を支援していきます。

子どもの保養には、久米島への交通費や島での滞在費などを含め、子ども一人あたり5~7万円程度の資金が必要になります(シーズンによって異なります)。保養プロジェクトを持続させ、保養の輪を広げていけるよう、みなさまのご支援を是非お願い致します。

 

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