2017年5月発行ニュースレターNo.14

チェルノブイリから学び、子どもたちを守る 未来の福島こども基金ニュースレター

未来の福島こども基金ニュースレター
from chernobyl No.14 2017年5月発行
チェルノブイリから学び、子どもたちを守る

ニュースレターNo.14のPDFはこちらからダウンロードできますので、みなさま、ぜひご覧になってみてください!

*ニュースNo.14の発行後、沖縄・球美の里へ保養費・運営費として500万円を送金しました。

会計及び活動報告(2016年度)開催のお知らせ

福島原発事故の3カ月後、当基金が活動を始めてから6年。

みなさまに支えられて、各市民測定所に放射能測定器を贈ることを皮切りに、久米島の保養施設「沖縄・球美の里」、いわき放射能市民測定室たらちねを 中心に支援を続けてくることができました。心より感謝申し上げます。

下記のように1年間の活動報告と会計報告を行います。

2017年7月8日 (土) 14:00〜16:00 (開場13:30)
練馬文化センター 3F 集会室(洋室) 参加費無料
※西武池袋線・有楽町線・都営地下鉄大江戸線「練馬駅」北口より徒歩1分

  • 決算および活動報告
  • たらちねクリニックがオープン 黒部信一(小児科医師、当基金代表)
  • 「沖縄・球美の里」の保養報告 向井雪子
  • 特別ゲスト 河井かおりさん(福島県いわき市から避難、埼玉県在住)
  • ★「沖縄・球美の里」の写真 展示★

「沖縄・球美の里」の写真

※当基金は任意の団体です。会員以外にもどなたでも参加できます。
※準備の都合上、ご参加いただける方は、事前に電話/FAX/メールでご一報ください。
〔問合せ先〕電話:090-3539-7611 fax:048-470-1502
eメール:fromcherno0311@yahoo.co.jp

たらちねクリニック」オープン!

いわき放射能市民測定室 たらちね
http://www.iwakisokuteishitu.com/
https://www.actbeyondtrust.org/campaign/pledge/tarachine/jp/

「いわき放射能市民測定室 たらちね」に、まもなく、クリニックが開設されます。放射能測定や甲状腺検診をはじめ、地域の人々とともに活動してきた「たらちね」が、汚染地域に生きる子どもたちの拠り所として、さらに確かなものとして発展していきます。事務局長の鈴木薫さんにこの6年を振り返り、今後の展望を寄せていただきました。

2011年3月11日の東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故を受け2011年11月13日に「いわき放射能市民測定室たらちね」は地域の母親たちを中心に多くの人々の力で設立され、現在まで活動を継続しています。

事業は、ガンマ線とベータ線の放射能測定、原発沖海域の海洋調査、甲状腺検診や保養、講演会や勉強会、地域の人々との連携事業など多岐に及びます。それらの活動から、15年以降、子どもたちの健康の様子に変化が現れてきたことを感じるようになりました。

具体的には、沖縄・球美の里の保養送り出し作業の中で、薬を飲んでいる子どもが増えていることを知り、また、甲状腺検診で福島県内のあちこちに出かけ人々から話を聞くことから、子どもたちの肝機能低下や不整脈、風邪をひきやすい、皮膚病などが特定の集団に起きていることがわかりました。さらに大人の肺がんが増えていること、急性心筋梗塞死や筋肉の硬直による突然死があること、そして死産や流産の多発など、子どもだけでなく、大人も含め地域の人々の心身の状態が悪化していることを体感するようになりました。

また、そういった話を地域の人々から聞く中で、被曝という体験がもとで、慢性的な免疫不全に落ちっているかもしれないという不安を受け入れ治療にあたる医療機関が少なく、原発作業などに従事していた人々の中には、医師に話をすることさえ億劫になり、医療を受けることをあきらめる人もいるということを知りました。

子どもを持つ母親の中にも、医師に嫌な顔をされるのが怖くて、本当の悩みを話すことができないという人も多いことを知りました。

「たらちね」では、これら地域の厳しい状況から、甲状腺検診プロジェクトを2013年3月に開始した時に診療所の認可を受けていたこともあり、今後は医療機関としての役割も必要だということを再認識し、2015年の末から診療所を開設することを決定、その準備を開始しました。

「たらちねクリニック」は開設費用としておよそ2000万円の資金を必要とします。それらの資金は未来の福島こども基金をはじめとする長年の支援団体の協力を得、少しずつ寄付を募り、2017年5月1日の仮オープンにこぎつけることができました。6月1日から保険診療も行えるクリニックとして本格オープンをします。

診療科は内科・小児科です。院長は、たらちね甲状腺検診プロジェクト協力医師であり、沖縄・球美の里の協力医師でもある藤田操先生が常勤体制で勤務いたします。

小児科の専門として、未来の福島こども基金の黒部信一先生が一カ月に2回、非常勤医師として通ってくださり、地域の子どもたちの健康状態を直に診てくださいます。

その他に、地域の人々、特に母子の精神面のフォローを「相談事業」として受ける体制を構築しましたが、その専門的指導を乳幼児・思春期精神科の専門医である渡辺久子先生に担っていただきます。黒部先生との連携を持ちつつ、母子のフォローや、地域の人々のフォローにあたります。

被曝による体調不良の症状というのは、誰でもが日常的にかかる病気がほとんどのため、診療の対象となる症状は、ごく一般的なものがほとんどです。重篤な所見のある場合は、他の医療機関との連携により、それに合った治療のできる病院を紹介し早期対応にあたれる準備をしています。その他に「たらちねクリニック」として尿中セシウムの検査、ホールボディカウンター検査など、放射能測定室ならではの検査項目も準備しています。

その中で保養や、食材の放射能測定なども人々の求めに応じて提供できるよう相談窓口を設置しており、「被曝と健康」の問題を様々な角度から考えられる医療クリニックとして充実させる考えです。

2017年度からは、これまでの甲状腺検診事業もクリニックの事業に統合され、出張診療届のもと検診を行うようになりました。それにより、これまでは検診のみの対応でしたが、簡単な健康相談も受けることが可能になりました。

検査機器については、これまでの超音波エコー機器に腹部用プローブを追加し、AED、心電計、24時間心電計、白血球5分画をみる血球計数系、体内の炎症を測るCRP機器、インフルエンザ・マイコプラズマ・溶連菌の迅速検査機器、甲状腺ホルモンの検査機器など備えております。

これらの人材や医療機器を備えたクリニックで診療を行うことは、子どもたちや地域の人々の健康に真摯に向き合い心身の支えとなること、そして、この原発事故で軽んじられた命の尊厳を見つめなおし、一つの命がとても大切なものだということを訪れる人々に感じてもらうことができる医療機関を目指すことです。

「たらちねクリニック」は福島県立医大の傘下ではないため、甲状腺検診等にかかる莫大な補助金を受けることはできません。しかし、子どもたちや人々への誠実な医療を目指し、自由な意思を持ち人道支援にあたる精神を維持し運営するために、今の運営の形で進めていきたいと考えています。

これまでも、そしてこれからもご支援者のみなさまと力を合わせ子どもたちの健康と未来のために尽くしていきたいと思います。今後も、あたたかいお見守りとお力添えをどうかよろしくお願い申し上げます。

チェルノブイリ31年・福島6年救援キャンペーン
今中哲二講演会「放射能汚染の時代をどう生きるか、子どもたちをどう守るか」

チェルノブイリ子ども基金とともに4月28日、チェルノブイリや福島の調査・研究を続ける京都大学原子炉実験所の今中哲二(いまなかてつじ)さんをお迎えして講演会を開きました(東京・練馬)。

ゲスト出演くださった福島県いわき市からお子さん二人を連れて東京へ避難されている女性の、「いま中学生になった息子は避難者であることを隠してやっと、いじめのない普通の生活を手に入れた」「私たちは“自主避難”をしたのではない。自主性も選択肢もなかった。被曝を避けるためにやむなく避難しただけ。

それは“自力避難”。差別されても支援がなくても、自力・自腹で子どもたちを守ってきたのだ」と吐き出された語りかけにどう応えていくのか。チェルノブイリ子ども基金事務局長・佐々木真理さん、当基金代表で保養施設「球美の里」理事、小児科医・黒部信一の報告を抜粋してご紹介します。

詳細につきましては、チェルノブイリ子ども基金のブログもあわせてご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/cherno1986jimukyoku/d/20170510

黒部信一

チェルノブイリの後を追う福島

子どもの甲状腺がんの増加、子どもの免疫力の低下、子どものアレルギー疾患の増加、それに加えて発達障害の子どもの増加、大人の血液疾患(白血病、悪性リンパ腫)の増加……。そしていま、大人のがんによる死亡、筋肉の硬くなる病気――死因としては心筋梗塞として処理されるが、病理解剖をしていないので真相はわからない――が多く出ています。

また、福島から沖縄・久米島の保養施設「球美の里」に来る子どもたちに病気が増えています。薬持参の子どもが目立っています。

私は毎月、東京周辺に移住した子どもを対象に健康相談をしていますが(「ココロとカラダを育てるハッピープロジェクト」主催)、そこに相談に来る数は減っています。福島出身であることが知られるのを恐れて来られないという人もいますが、おそらくは元から東京に住んでいた子どもと同じような健康状態なっているからだと考えられます。

2017年2月20日に公表された福島県民健康調査報告書によると、小児甲状腺がん及び疑いの子どもたちは、合計185人。そのうち、手術で確定したのは145人(良性腫瘍1例を除く)でした。

まずはお母さんが希望を持つこと

子どもは親の拡声器です。お母さんたちが希望を持つと、子どもも希望を持ちます。子どもたちに希望を持たせましょう。自然にしていれば、子どもたちはのびのび生きていきます。叱ったり強制したりせずに、ほめて育てるのです。ちょうど、孫悟空が自由にしていても、実はそれはお釈迦様の手の中にいたのだというように親の手の中で育てましょう。(参照『予防接種のえらび方と病気にならない育児法』黒部信一著、現代書館)

私は、希望を持っています。福島の子どもたちがのびのび育ち、放射能の影響を跳ね返していくことを。それには、「たらちねクリニック」と「球美の里」が応援します。(2〜3頁、「ニュース13号」もあわせてご覧ください)

佐々木真理

次世代への健康被害

チェルノブイリ子ども基金が活動を始めてから、この4月で26年目。放射線汚染地区の病気の子どもたちのための医薬品、医療機器、保養の支援を続けています。

私たちが最初に支援をしたのは、甲状腺の手術を受けた子どもたちでしたが、すでに大人となった彼らのほとんどはいま、慢性胃炎を抱えています。甲状腺を取ってしまうと、人は生涯、ホルモン剤を飲み続けなければならず、それで胃を痛めてしまうからです。頭痛や疲れやすさ、関節の痛み、あるいはその他の病気を患う場合もあります。残念ながら、がんが他の臓器に転移して、あるいは突然亡くなった人もいます。生まれた子どもたちも、免疫力の低下や骨の異常、呼吸器の病気、先天的な心臓の異常他、さまざまな問題が見られます。

保養で培う心の支え

ベラルーシには、子ども専用の保養施設「ナデジダ」があります。私たちは設立当初から支援してきました。ここでは汚染地区に住む子どもたちが学校単位で、国の予算で保養をしています。

子どもたちを救うためには、医療分野以外にも大切なことがあります。ひとつは、汚染のないところで、安全な食事をとりながら過ごして免疫力を高めること。「ナデジダ」では、31日間の保養で平均して体内の放射能が25〜30%減ることが実証されています(現在の保養期間は24日です)。そして、病気を乗り越える大きな力を得ること。自分は一人ではない、分かり合える仲間がいる、支えてくれる大人たちがいるということを知ると、子どもは生きようという希望を取り戻します。さらに、放射能について子どもたち自身が知ること。保養の中で、放射能の影響や、帰宅後の食生活で注意する点などを学びます。

「チェルノブイリ事故の影響は、100年は続くだろう」と、ナデジダの医師は言います。しかし、チェルノブイリ被災地には、病気を乗り越えて懸命に生きようとする子どもたち、そして、なんとしてでも子どもを救いたいという親たちがいます。そんな彼らを、これからも支援したいと思います。

今中哲二

福島原発事故は人災である

「止める・冷やす・閉じ込める」──これは原子力に携わる者にとってのスローガンです。原発における最悪の事態とは、炉心に蓄積された放射能が環境へ漏れ出すことです。原子炉の核分裂の連鎖反応を止め、高温になった炉を冷やし、放射能を格納容器から外へ漏れ出るのを止める。津波に襲われた福島では非常用電源も使えなくなり、冷却に失敗しました。2008年には東電内部からも、10メートルを超える津波が来る危険性が指摘されていたにもかかわらず、それは握り潰されていたという経緯があります(参照「政府事故調査委員会報告」「吉田調書」他)。

一方、チェルノブイリ原発事故は、核分裂の制御に失敗して引き起こされた事故です。IAEA(国際原子力機関)が事故の4カ月後、1986年8月にウィーンで開いた専門家会議の報告書には、事故の原因は運転員の数々の規則違反である、運転員・消防士約200人が急性放射線障害で入院、うち28人が死亡。周辺住民には1件の急性障害もなかった、事故は終息……と、たいした事故ではなかったといったソ連側代表の報告がそのまま採用されています。しかしこの裏では、「事を荒げない」ようにという米ソの取引がありました。そしてこの会議以降、チェルノブイリの情報は出てこなくなります(参照『原発事故を問う』七澤潔著、岩波新書)。

チェルノブイリ事故による被害

チェルノブイリの周辺が高濃度に汚染されているということが地図で示されたのは、それから3年経ってからのこと。ゴルバチョフ書記長がペレストロイカ(情報公開)を進めていた時代でした。驚いたのは、原発から200〜300キロメートル離れた地域にも激しく汚染されたところがあるということ。そして、そこの人たちは3年間、何も知らされずに暮らしていたということです。当然、人びとは国家に対して責任を追及し、汚染対策を求めますが、当のソビエト政府そのものがなくなってしまう──。

チェルノブイリ事故による汚染地域面積は14万5000平方キロメートル(本州の約6割)、移住対象地域面積は約1万平方キロメートルです。原発で大事故が起きると、周辺の人々は突然に家を追われ、地域社会が丸ごと消滅します。私は汚染の調査をしながらいつも実感します。これは事故による被害全体の一側面に過ぎず、被災者にもたらされた災難の大きさを放射線測定器で測ることはできないと。

後には、一般の人々にも多くの放射線障害があったことを認めていたソ連の秘密議事録があることも暴露されました(参照『チェルノブイリ極秘』アラ・ヤロシンスカヤ著、和田あき子訳、平凡社、http://repositry.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/84824/1/d304.pdf

そして、甲状腺がんがチェルノブイリ事故の影響によるものであるということは、現在、ほぼコンセンサス(合意事項)です。

福島、避難指示解除という問題

2011年3月11日、東日本大震災発生の後、翌12日から1、3、4号機で水素爆発が起き、2号機では格納容器が破壊されました。14日夜から漏れ出した放射能は南へ流れ、未明に茨城を通って東京に来たのが15日の午前10〜11時頃。その後風は西向きに変わり、北西方向──浪江、飯舘、川俣へと流れていきました。そのときに放射能の雲(プルーム)が雨や雪と重なって降り注ぎ、激しい汚染をもたらしました。

まずはどんな放射性物質がどのくらいのレベルで降り注いだかを自分たちで調べるために、土を採取しました。飯舘村の南部、長泥曲田地区の空間線量は30マイクロシーベルト/時でした(3月28日、29日)。20マイクロシーベルト以上というのは高放射線量区域に指定される場所です。その中で、住民のみなさんは普通に暮らしていた。15日の時点では、150〜200マイクロシーベルト/時であったと推測されます。

福島では現在、「年間20ミリシーベルト以下なら安心・安全です」「みなさん故郷に戻りましょう」というキャンペーンがはられています。飯舘村のほとんどの地区もこの3月末で避難指示が解除されました。ではそこに戻って暮らしたらどのくらい被曝するのか。家屋周辺(家の入り口道路、玄関前、庭、母屋裏)の放射線量をサーベイ調査しました。例えば除染を終えた前田地区の値は、およそ0・5〜1マイクロシーベルト/時です。1マイクロの場所で大雑把に、1日のうち屋外に8時間、屋内で16時間過ごすと仮定すると、1年間で5ミリシーベルトの被曝となります。

こういった場所に、戻りたくないのに戻らざるを得ないような政策を推し進めている、そこに避難指示解除の最大の問題はあると言えます。

放射能汚染と向き合って生きる

東京周辺もかなりの汚染があります。汚染地域で暮らすということは、ある程度の被曝は避けられない、しかし余計な被曝はしないほうがいい。責任は東京電力、日本政府にあり、私たちにはもちろん、「1マイクロシーベルトたりともイヤだ」という権利がありますが、それぞれが、被曝にはリスクがあるということを承知のうえで、それぞれのやり方で折り合いをつけていくしかない。どこまでがまんするか、一般的な答えはありません。

そのなかで、子どもたちを守るためにはまず、確かな健康診断システムを作る。健康調査はいま福島県が実施していますが、これは国が行うべきことで、関連する健康被害が認められた際にも国が責任を持ってケアするということを法制化することが急務です。子どもたちに多く発生している甲状腺がんの原因をハッキリさせるためには、もっと広汎に調べ、「予防原則の考え方」(よくわからないことについては、被害者の側に立って対策を立てる)で対応していかなくてはなりません。そして、公権力の意思決定や政策実行にかかわる役人や政治家に間違い、不作為が疑われる場合には、第3者がすみやかにヒアリングを行ない、個人責任を問うシステムの整備が求められます。

最後に、そもそも地震列島日本にこれだけの原発を作ったことが間違いであり、原発を再稼働するなんなんてありえない、そう私は考えます。

募金状況・支援費 2016年12月〜2017月4月 2017年4月30日現在

募金状況

会費 維持会員 (27名)270,000円
会費 一般会員 (55名)165,000円
浴衣送料カンパ 2,000円
募金 5,622,848円
合計 6,059,848円

支援費

市民放射能測定室支援 24,808円
いわき放射能測定室たらちね* 1,000,000円
浴衣送料 2,000円
合計 1,024,808円

*運営費・保養費として
*ニュースNo.14の発行後、沖縄・球美の里へ保養費・運営費として500万円を送金しました。

寄付団体名(2016年12月1日〜2017年4月30日、アルファベット・五十音順、敬称略)

球美の里の花

紙面の都合により団体名のみ記載いたしました。多くの個人のみなさまからもご寄付をいただいております。心より感謝申し上げます。

ACT21/愛知県立津島高等学校写真部/アヴァトレードジャパン/網走友の会奉仕係/石川県立金沢北陵高等学校家庭部/泉称寺「いなべ親鸞塾」/オーガニックハウスあさのは屋/大牟田市母と女性教職員の会/小川医院/沖縄酒家てぃーだ/表町町会/帰農志塾/教覚寺/具志川モービル/クレヨンハウス/恵の実後援会/玄米ごはん・カフェじょじょ/小池音楽教室/ころぼっくる/札幌第三友の会/札幌第三友の会小学生グループ/「さよなら原発ステッカーの会」/さよなら原発日光の会/志木かっぱ油田の会/浄土真宗西嘉穂組写真展/人災の町福島を支える会/スクールミイチ赤嶺/すずしろ医療生協/ストップ・ザ・もんじゅ/スラージ/「空と海の間に」チャリティライブ/千葉友の会/千早子どもの家保育園分会/チェル/チャリティ「花咲くコンサート」実行委員会/手をつなごうネットワーク/東京一般労組東京音大分会/所沢9条の会やまぐち/栃の会/豊田勇造ライブin土浦/なくそう原発清瀬の会/日本大通り法律事務所/日本基督教団下関教会/日本キリスト教団千葉教会婦人会/はじめてきもの小梅/一人静/ひばりが丘グレイス教会/百町森エコプロジェクト/福音館書店労組/フクシマを思う実行委員会/遍照院/法然院(京都)/ミライノコドモフクシマキキン/芽ばえ社/八柱市民センター/和らぎヨーガ(小田原)/養源寺/よねやま歯科医院/よねやま歯科医院患者有志/ラブフォージャパン/れんの会

沖縄・球美の里のいま

沖縄・球美の里

2017年5月9日、第74回目の保養が無事終了しました。例年、ゴールデンウィークは母子保養と学童保養のミックスです。ちっちゃな赤ちゃんを小学生の男子が囲んでいたりする場面がありました。「可愛過ぎて」です。小さいきょうだいのいない子どもには初めての体験だったのでしょう。期間中お天気にも恵まれて思いっきり外遊びができて、みんな大満足。

「おっちゃんタイムだよ(^^♪〜待ってたよ〜」と歌う子どもの声が聞こえてきました。ゴールデンウィークに、有給休暇をとって毎年参加してくださっているボランティア・通称おっちゃんは子どもたちの大人気です。今年はおっちゃんの友人の方も参加。毎日大きな声で子どもたちと走り回っていました。お母さんたちからこんな声を聞きました。

「外遊びに夢中になっていた。室内で過ごすのが好きなのだとばかり思っていた……」「時にはケンカしたりするけど、別の子と遊んだり、また仲直りして遊んでいたり、大家族のようだった」
また、小学生からは「球美の里の毎日のごはん・おやつがとてもおいしかった」「久米島の景色がよかった」
お母さん、小学生たちほぼ全員がまた来たいとのこと。毎回のように言う子がいる「大きくなったらボランティアに来るから」という声、就学時前の子どもからも聞かれました!?

ご支援のみなさまのおかげで保養を継続して行くことができます。これからも応援してください。(向井)

*球美の里では保養者、ボランティアを常時募集しております。

あぶくま市民放射能測定所(田村市)

有機農業の傍ら人形劇団「赤いトマト」を主宰し、芝居小屋「かぼちゃ小屋」で放射能測定を続ける大河原多津子さんにご様子を伺いました。

私たち「あぶくま市民放射能測定所」への、変わらぬご支援に感謝いたします。原発事故から6年が経ちましたが、福島県産の農産物への不安、不信はなくなってはいません。私達の本業は有機農業ですから、農産物に信頼をいただくことが何よりも大切です。そのためには、放射能の影響についてのデータを提示し、それによって消費者の方々に、買う、買わない、食べる、食べないの判断をいただくのは正しいと考えます。

私たちが運営する直売所・野菜とパンの店「えすぺり」で、セシウムの数字を表示するために、測定所は必要ですし、下限値が細かい数値で示されるのは信頼性を高めます。(自治体のよる測定では「10ベクレル以下」としか示されないものもあります。)
 今後も、可能な限り農産物の測定は続け、田村地方の汚染レベルについて、10年、15年とデータを残していきたいと考えています。
 今後とも応援をどうぞ宜しくお願いいたします。

未来の福島こども基金

寄付金、会費の振込先

郵便振替口座
振替口座 : 00190-0-496774
口座名 : 未来の福島こども基金

三菱東京UFJ銀行普通口座
銀行名:三菱東京UFJ銀行
支店名:神楽坂支店(支店番号:052)
口座名:未来の福島こども基金
口座番号:0064011

海外から送金の場合 – Remittance from Overseas
BENEFICIARY’S BANK/ACCOUNTBANK :
THE BANK OF TOKYO-MITSUBISHI UFJ,LTD
3-7,KAGURAZAKA,SHINJYUKU-ku,TOUKYO162-0825,JAPAN
BENEFICIARY’S BRANCH :KAGURAZAKA BRANCH
SWIFT/BIC :BOTKJPJT
ACCOUNT NAME :Fukushima Children’s Fund
2-3-4, c/o MukaiTate,Shiki-Shi, Saitama 353-0006,JAPAN
ACCOUNT NUMBER :052 - 0064011

HP:https://fukushimachildrensfund.org/  FB:facebookページ
事務局: 〒353–0006 埼玉県志木市館 2-3-4-409 向井方
E-Mail fromcherno0311(アットマーク)yahoo.co.jp TEL 090-3539-7611 FAX 048-470-1502

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