2019年12月発行ニュースレターNo.19

チェルノブイリから学び、子どもたちを守る 未来の福島こども基金ニュースレター

未来の福島こども基金ニュースレター
from chernobyl No.19 2019年12月発行
チェルノブイリから学び、子どもたちを守る

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みなさま、ぜひご覧になってみてください!

お詫び
すでに、紙の媒体はご支援のみなさま、関係者にお送りしていますが、以下のようにミスがありました。訂正してお詫びいたします。

p.7
■日程のところ、第112次 12/26~1/6 ⇒ 12/26~1/8
■12月8日に~終了します。⇒ 12月5日に111回目の保養(母子)を終了しました。
■東京本部 03-6295-6139⇒ 東京本部 03-6205-6139

福島の子どもの保養プロジェクト支援

今年の夏も子どもたちが沖縄・球美の里の保養に参加!

みなさまのご支援のおかげで、7月と8月合せて85 人の子どもたちが沖縄県久米島の夏を楽しみました。

去る2019 年 7 月に東京・練馬文化センターで当基金の会計・活動報告会を開催いたしました。
猛暑のなか、たくさんの方に足をお運びいただきありがとうございました。

これまでの 8 年間に、当基金を通じて、2011年度は各市民測定所へ約 1500 万円、2012 年度以降は福島の子どもの保養を中心に支援。沖縄・球美の里へは、今までに1 億円以上を、いわき放射能市民測定室たらちねには、甲状腺検診機器ほかの機器代やクリニックなど運営全体の支援を行ってきました。改めてお礼申し上げます。

2018 年度決算報告はホームページにも掲載しております。

子どもたちの未来
負の遺産を背負わせるにあたり

「子どもたちは自分たちで守るしかない」という母親たちの危機感を原動力に、全力で走り続けている「認定
NPO 法人いわき放射能市民測定室たらちね」。その活動は留まるところを知らず、放射能測定部門(ガンマ線・ベータ線・海洋調査)、たらちねクリニック、甲状腺検診、こども保養相談……と多岐にわたります。事故から 9 年を迎えようとしているいま、事務局長の鈴木薫さんにご寄稿いただきました。

認定NPO 法人いわき放射能市民測定室たらちね

認定 NPO 法人いわき放射能市民測定室たらちね
事務局長 鈴木薫

https://tarachineiwaki.org

原発事故からあと少しで9年になります。

この間、めまぐるしく変化する世の中の動きがあり、人々の心の中の霧はより一層濃くなっていると感じます。多くの人々が霧の中をさまよい、進む道を見つけられないまま、「福島では話せない」「福島の人じゃないからよくわからない」「当事者じゃないから…」などの呪文を唱え自分の可能性を縮小し、子どもたちへの責任から逃れつつ日々を過ごしていると感じます。

この言葉は不思議なもので、そう言われると、「本当は考えたいのに、社会が考えさせないようにしている」という印象を持ちます。

けれども「福島では話せない」のは、本当は話したいと思っているのに話せないのか、あるいは、その言葉を呪文として唱え、話さなくてもいい自分の環境をつくっているのか、どっちなんだろうか?と疑問を沸かせるフレーズでもあります。

「社会から受ける何らかの力によって気になっている問題を話すことができない、考えを持つことができない」と自分が自分にむかって発信することは、考えなくてもいい自分をつくることになるとも思います。

このことは福島の人たちだけの問題ではなく、世の中の大人たちの多くが「触れてはいけない考え、話題」を自ら作り出し、子どもたちに背負わせている厳しい現実から目を逸らすことを促進する危険な実情だと感じます。

「福島の人じゃないからよくわからない」のは、ことの本質を「原発の近隣地域に居住する人のリスク」に設定し考えようとするからだと思います。「福島県民ではないけれども汚染されてしまった地域」「福島県でつくられた電気を使っていた都道府県の人々」など、自分が当事者であることの本質を見つめることは誰でもできるし、誰もが当事者です。

視覚で捉えることのできない放射能汚染を考え続けることは、姿のない幽霊を相手に日々を過ごすと同じような困難なことだと思います。当然、感じる人と感じない人がいます。そこから心が分断されます。できれば、そういったストレスは背負わずに、気持ちを楽に生活できればいいと思うのは当然のことです。

しかし、今の現実は、逃れられない甚大な科学事故が起き、そのために体を張って向き合わなければならない子どもたちがいて、その上に人々の生活があるということです。

姿が見えないだけで、問題は目の前に横たわっています。

気づいている、わかっているけれども、自分の日常には「直接」関係がないから話題にもしない、自分の知らない場所で、知らない人たちがなんとかしてくれている、多くの人にとって原発事故の問題も被曝の問題も、その範囲のものなのかもしれません。

しかし、日本は戦争で核の犠牲になり、1960年代のフォールアウトの時にはありえないほどの被曝を受け、そして福島の事故が起きました。自国の歴史の中で、これほどの核の問題と犠牲の経験を積み重ねても、まだ「考えない・考えたくない」方向に人の心は向いています。社会がそのことを考えさせないようにしているから、ということも大きな要因ですが、本当の理由はそれぞれの中にある「平和への願望」が心に蓋をして深い井戸の底に問題を沈み込ませているからだと感じます。

そろそろ、それぞれが本気で考えないと、先人が核の負の遺産を次世代に説明もなく背負わせてきたように、私たちも子どもたちに負の遺産だけを背負わせることになるのではないかと、そのことが気がかりです。

たらちねを訪ねて

秋晴れの日、おだやかな太平洋を眺めながら、いわき市の「たらちね」を訪問しました。今回は、ドルトムント独日協会代表のシュルターマン容子さんの取材に同行してのことでした。オフィスに入るなり、大きな窓の外には美しい山々が見えて、放射能のことなどすっかり忘れそうになりました。

クリニックにはさまざまな測定器※が備えられていて、食品や土壌などの放射能を測定することができます。食品においては、だいぶ検出下限値以下のものも増えてきていますが、まだきのこ類や山菜などには高いセシウム値がみられます。そして土壌においては場所によりまちまちで、高い数値のある所もあります。家の敷地内は良いが、裏山はダメといった具合です。

また、体内の放射能値を測定するホールボディカウンターは、最近では除染関連作業や、警備の仕事に従事されている方々の利用が増えているとのことでした。

藤田操ドクター(左)とシュルターマン容子さん(右)

藤田操ドクター(左)とシュルターマン容子さん(右)

たらちねクリニックの藤田先生によれば、福島は原発事故前から比べると、7~8倍の放射能に汚染されているそうです。

この夏にはゲルマニウム半導体検出器が購入し、新米の測定も行っていました。

一つ一つの測定には時間もかかりますが、スタッフは根気よくやっていました。若いママさんスタッフが生き生きと働いているのをみて、私は胸が熱くなりました。そして、ここまで測定器が充実しているのは、他に類をみないのでは、と驚くばかりでした。

もう一つ最近特に力を入れているのが、母と子へのケアです。新たにクリニックとは別の場所に「あとりえ たらちね ワルンペ」が開設され、子どもの心のケアと、子育てママのサポートをするメニューが用意されていました。

この名前ですが、「ワルンペ」って何?と皆さんに?を持ってもらうことで、関心を集めているのかなと思いました。「ワルンペ」とは縄文のことばで「童」や「こども」という意味です。

メニューの一つに箱庭遊びがありました。それは砂の入った箱庭で、子どもが自由に作りたいものを作り、心を解放していくというものです。目に見えない心の中のしこりまでも取り除く手助けをするのです。もちろんそこにはスタッフとお母さんの信頼関係が築かれているという前提があります。

心の傷の測定器はありませんから、このようなさまざまなメニューを用意してスタッフの経験と熱意で、みなさんのサポートをしていこうと働いています。

最後に忘れてならないのが、“たらちねクリニック”です。藤田ドクターのやさしさが診察室ににじみでていました。「内科、小児科」を開設していて、私たちこども基金の代表・黒部信一ドクターもサポートしています。どうか一人でも多くの方に利用していただきたいと思います。

山々にかかる美しい夕焼けに見送られて、たらちねを後にしました。
(世話人 柴田桂子)

※当基金では他団体と協力のもと、食品測定器、ホールボディカウンター、甲状腺検診機器ほか、各種測定器の購入および校正費用の支援を行っています。

放射性物質
高濃度の底泥の除去

認定NPO法人アウシュヴィッツ平和博物館 館長 小渕真理

白河市にあるアウシュヴィッツ平和博物館「近くのため池で、今頃になって、放射性物質高濃度」の底泥の除去が行われているそうです。館長の小渕真理さんより、レポートいただきました。

福島にある施設として、未来の福島こども基金に関わるみなさまが福島の子どもたちの保養を支えてくださることに感謝申し上げます。

福島原発事故から8年8か月が経ちました。原子力緊急事態宣言は解除されず、事故の終息は全く見通しが立ちません。東電刑事裁判は「無罪」の判決でした。原発事故による関連死も増え続けている中で、犯人の責任が問えない理不尽さにただただ怒りを越して呆れるばかりです。この国の司法は機能不全としか言いようがありません。

来年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて国民を洗脳し思考停止状態にして、フクシマを無かったかのように操る政治に憤りを感じるのは私だけでしょうか?

当館の裏には農業用水のため池(4.5ha)があります。数ケ月前の回覧に、「皮篭(かわご)池の高濃度の放射性物質の除去作業が始まります。」との知らせがありました。思わずエッ!の一声。〝一体どうなってるの?〟市役所に問い合わせると「順番が来ました。」とさりげない一言!どんな作業なのか、お伝えします。

まず、浚渫装置(船)で池の底から汚染泥を吸い上げ、送泥水上管を通して脱水固化処理設備(プラント)へ運び入れます。ふるい機で粒度の大きい土砂を取り除き、続いて砂・レキ・ゴミを取り除いた泥水を貯めます。濁水処理装置で泥水を濃縮します。泥水の排水性を良くする脱水材を入れてフィルタープレスで脱水します。

その後、除去処理土(脱水汚染土)を耐候性大型土のうへ詰め込み、砂・レキ・木くずなどをフレコンバックへ入れます。それぞれを白河の仮置き場?へ運びます。白河市の事業で地元3社による共同企業体が4ケ月かけた工程です。

*8000Bq/kg以上の放射能高濃度物質は焼却できないので中間貯蔵施設等で保管することになっている。

*アウシュヴィッツ関連資料の常設展示館。「アンネ・フランク」関連の写真も展示しています。詳しくはホームページををご覧ください。

応援してくださる皆様へ

沖縄・球美の里の声

私は普段、福島では草花を摘んだり、泥水や砂で遊んだりを制限して過ごさせています。今回の保養に参加させて頂き、外に出て季節の草花を摘んだり、砂や泥まみれになって遊ぶ我が子の姿を見ることで、親である私自身もとても救われたような気持ちになりました。

福島から遠く離れた空の下で、福島に住む私たちに心を寄せて下さっている方々がこんなにもたくさんいることに驚き、とても嬉しく心強い思いになりました。当の福島では、なかなか放射能に対する不安を口にすることが難しい状況にあり、ママ友にも本当の思いを打ち明けることができずにいる中で、球美の里に来れば同じ不安を抱えているママさんに会えるので自分の本当の思いが吐き出せる、とても貴重な場所になっています。

私たちがこのような貴重な時間を過ごすことができるのも皆様のご支援があってこそなので皆様には心よりお礼申し上げます。どうかこれからも同じ不安を抱えているママさんたちの心の保養となるようご支援頂ければ嬉しく思います。我が子の心からの笑顔と出会わせて頂き、ありがとうございました(10 月保養者~N さん)。絵:かのあちゃん(5 歳)

絵:かのあちゃん(5 歳)

夏休み学童保養の子どもの手紙

はるきより
一番たのしかったのは、おきなわのおすもうがたのしかったです。理由は 2 回目のおすもう大会でがんばって 2位 になれたからです。最初は知らない人ばかりだ ったけど、どんどんなかよくなって遊ぶ人が増えていってたのしいです。この 18 日間でいろいろな体験ができた。そしておうえんしてくれた人、ありがとうございます。

夏休み学童保養の子どもの手紙

まなとより
この保養に参加させていただきありがとうございました。この保養で楽しかったことは、シーサー作りです。やちむん土炎房でシーサーを作りました。初めてですこし形が変わっていましたが、新しい経験ができてうれしかったです。次回の保養も参加したいと思うので、次も応えんよろしくおねがいします。

夏休み学童保養の子どもの手紙。原文ママ

保養者&ボランティア募集中/沖縄・球美の里

沖縄・球美の里は、第110次終了時点で、子ども 3718人、保護者911人、合計4629人を保養にお迎えしています。12月5日に111回目の保養(母子)を終了しました。

保養者・ボランティアは随時募集していますが、まだまだ情報が行き届いていません。特に母子保養は季節により、集まりにくいときもあります。どうぞ、まわりの方に広めていただけましたら幸いです。

保養日程

保養日程

保養対象者の条件など
福島県在住および高濃度汚染の近隣県に在住の小中学生と未就学児および保護者。また、学童の場合は2回、母子保養の場合は1回、それぞれ説明会に参加することが必要です。
保養参加についての詳細は沖縄・球美の里のwebページをご覧ください。または"たらちね・こども保養相談所“にお問い合わせください。
https://www.kuminosato.com/
https://www.kuminosato.com/project/hoyou/
https://tarachineiwaki.org/
たらちね TEL 0246-38-7173 Fax 0246-38-8322
ボランティアさん随時募集中
ボランティアさんが参加できる日程は、上記保養日程の2日前(準備)から、保養後1日(片付け)までです。詳しくは沖縄・球美の里のwebページをご覧ください。または、東京本部か久米島事務局までお問合せください。上記表の中で、保養者が締め切りとなっていても、ボランティアは募集しています。
https://www.kuminosato.com/project/volunteer/
東京本部 TEL 03-6205-6139 Fax 03-6205-6140
久米島事務局 TEL 080-5008-0233 Fax 098-985-8880

遺伝子と育てられ方

黒部 信一
(小児科医師・未来の福島こども基金代表・チェルノブイリ子ども基金顧問)

黒部信一のブログ

遺伝子学の発展でいろいろなことが明らかになってきました。

遺伝子の研究で、三つ子の魂百までという研究がなされました。それは乳幼児期のトラウマが脳での遺伝子の発現を変化させ、その変化がエピジェネティックな仕組みによって生み出されるということを証明するためでした。
エピジェネティックスとは、遺伝子を変化させずに、遺伝子の発現を(スイッチをオンまたはオフに)変化させる、私たちの遺伝物質上の一連の付加的変化(修飾)と定義されています。つまり一卵性の双子に違いが生じてくる理由をもたらすものです。

高い育児能力を持ったラットを使った研究では、大人になったラットを弱いストレス下に置いてみて、明らかになったのは、赤ちゃんの時になめられて毛づくろいされたラットは、大人になってもきわめて落ち着いている一方、赤ちゃんの時にあまり母親の愛情を受けなかったラットは、弱いストレスに対してもとても激しく反応します。

新しく生まれたラットの子どもを、育児上手な母親から育児下手な母親へ移す実験と、またはそれと逆の実験が行われました。これらの実験によって、大人になってからのストレスに対する反応は、生まれて最初の週に受けた愛情に依存することがはっきりと示されました。

あまり育児上手ではない母親から生まれた赤ちゃんでも、育児上手な母親に育てられると、落ち着いた大人のラットに成長します。
育児上手でない母親に育てられると、弱いストレスに反応してしまいます。

つまり、ここで判ったのは、遺伝よりも育てられ方という環境がストレスに対する反応の仕方を左右しているということです。これが遺伝子学者の研究で明らかになりました。遺伝子の発現に環境が大きくかかわっていることを示したのです。

赤ちゃんラットが生まれてすぐの七日間に起きた出来事が一生涯にわたって続く影響をもたらしたのです。このような変化は、発生のとても早い段階の脳がもっとも柔軟な時期に起きたと考えられます。成長するにつれて、これらのパターンは適切な位置に落ち着きます。生まれてからの一週間が重要なのはこのためです。

遺伝子のゲノムではなく、生まれて以後のゲノムに対する影響がゲノムの発現に大きな影響を及ぼすということです。それがゲノムのエピジェネティックな変化です。

早期乳幼児期の恐ろしい体験は、実際に成人期に劇的な影響を及ぼすのは事実です。児童虐待やネグレクトを経験すると、成人期の自殺のリスクが三倍以上は高くなります。

また深刻なうつ病の発症リスクは少なくとも五〇%以上は高くなります。しかもこの場合、うつ病からの回復は難しいのです。また、統合失調症、摂食障害、人格障害、双極性障害、全般性不安などの幅広い症状に対して高いリスクをもちます。薬物やアルコール中毒にもなりやすいのです。

会費及び募金・支援費 2019 年 6月~10月 2019 年10月31日現在

会費及び募金
会費 維持会員 32 名  320,000円
一般会員 78 名  234,000円
募金         3,501,599円
合計         4,055,599円


支援費
市民測定所支援 311,040 円
沖縄・珠美の里 保養費・運営費用 5,039,150 円
いわき放射能市民測定室 たらちね   310,000円
合計 5,660,190円

ご寄付に感謝いたします。前年度繰越金と合わせて支援費とさせて頂いています。団体名は決算時にまとめて公表します。

今年の夏は、酷暑、台風等の水害と、誰もが地球がおかしくなっていると実感せざるを得ない夏でした。災害で被害に遭われましたみなさまに心より哀悼の意を申し上げます。

いまだ元の暮らしを取り戻すことができない方々も多くいらっしゃることと存じます。東北の厳しい冬が始まろうとしています。くれぐれも、ご心身おいといくださいませ。10 月に東北地方を襲った台風 19 号では、福島県にも河川の氾濫、土砂崩れをはじめとして甚大な被害をもたらしました。放射能の汚染土壌などを入れたフレコンバッグも多数流出しました。福島県須賀川市にお住いの D さんから頂戴したお便りを紹介します。

私の居る所は大丈夫でしたが、目立たない至る所もかなりやられました。ニュースにならないだけで大変です。震災でもともと傷んでいるという事もあるのかも知れませんが、今回で何かが大きく変わりはじめたという気がしています。もう、ハードの施策ではムリと思います。たぶん、むき出しの島国として生活することになるのかも知れません。小川や小高い山が崩れています。郡山から鏡石の東北本線はなかなか開通しませんでしたが、どうも古代は湖の地帯であったということです。

水の出たところは、白い乾いた土と泥の跡が無惨です。稲もりんごも家も死んだようで不気味です。喉を痛めています。おとぎり草のエキスでうがいをと、お渡ししています。殺菌作用があり、野にあるものはほんとに心強いです。また、浜通り(たらちね)は遠くなりました。

注)D さんは、数年前に黒部ドクターの『放射線と健康』( 東京書籍 )を読んでお手紙をくださった方です。「スッキリしました。言葉少ない直球が飛んで来、やがて静かに沁み込み、そしていろいろ考えることができました。なんだかホッとしました」と書いて来られました。「年寄りであまり体力もありませんが、こちらで何かあるときはお掃除や受付など、お手伝いしたいと思いますので、ご連絡いただけると嬉しいです」と結ばれていました。

本・カレンダー・バッジの紹介

〔黒部信一著〕~今回特別に送料無料でお送りします。

予防接種のえらび方と病気にならない育児法

『予防接種のえらび方と病気にならない育児法』
現代書館発 定価1,400円 病気は人間と環境の相互作用で発生するという「病原環境論」に基づく小児医療を実践。予防接種の問題点をワクチン別に検証し、体の免疫力を高めて病気を予防する子育て術を指南する。子ども特有の症状や対処方法も豊富に解説。

『放射線と健康本当に私たちが知りたい50の基礎知識』
東京書籍 1,300円 放射線の本当の危険性は? 自然の放射線と原発の放射線は同じなの?低い量の放射線も危険? 大人と子どもは違う?「除染」について。放射線を「受ける」私たちの立場で書かれた初めての基本図書
絵本〔たらちね編集・発行〕

『たらちね~ストロンチウム90測定の巻』
小学校の4、5年生ぐらいのお子さんから大人の方まで見ていただける内容となっています。科学の不思議や自然の美しさが絵や文章で描かれています。ハードタイプの絵本と詳しく書かれている別冊で1セットです。一般に販売していませんので、ご関心のある方はたらちねまで問い合わせてください。電話/0246-92-2526  Email / tarachine@bz04.plala.or.jp

たらちね~ストロンチウム90測定の巻

〔未来の福島こども基金特製 缶バッジ〕
ロゴ入りバッジ 1個200円 4種類
売り上げの半分はこどもたちの保養費用、甲状腺検診費用のためのカンパになります。(パソコンをみられる方は色をご確認ください。webからもご注文できます)個数と種類別を明記の上、お申込みください。

ロゴ入りバッジ

〔2020年チェルノブイリ34周年救援カレンダー〕
制作・発行 チェルノブイリ子ども基金
今年もカレンダーを販売します。全員のみなさまにチラシを同封させていただきました。ベラルーシの夏の保養に参加した子どもたち写真を中心に構成されています。A5サイズの手ごろな大きさが好評です。同封のチラシにてお申込みください。

チェルノブイリ34年・福島9年 救援イベント
2020/4/19(日)夜間 ココネリホール(練馬駅 北口すぐ)講演者交渉中

*チェルノブイリ子ども基金と当基金が共催しているイベントです。今から予定を空けておいてください。

継続支援のお願い

ご支援者のみなさま、引き続きのご支援をお願いします。すでに振り込まれた方はご容赦ください。振込用紙つきチラシを一律に同封させていただきました。また、チラシをまわりのかたに広めていただける場合、枚数をお知らせください。お送りします。どうぞよろしくお願いいたします。

寄付金、会費の振込先

郵便振替口座
振替口座: 00190-0-496774
口座名: 未来の福島こども基金
他の金融機関からゆうちょ銀行へお振込の場合
店番 : 019
店名 : 〇一九店(ゼロイチキュウ店)
預金種目 : 当座 0496774

三菱東京UFJ銀行普通口座
銀行名:三菱東京UFJ銀行
支店名:神楽坂支店(支店番号:052)
口座名:未来の福島こども基金
口座番号:0064011

海外から送金の場合 – Remittance from Overseas
BENEFICIARY’S BANK/ACCOUNTBANK :
THE BANK OF TOKYO-MITSUBISHI UFJ,LTD
3-7,KAGURAZAKA,SHINJYUKU-ku,TOUKYO162-0825,JAPAN
BENEFICIARY’S BRANCH :KAGURAZAKA BRANCH
SWIFT/BIC :BOTKJPJT
ACCOUNT NAME :Fukushima Children’s Fund
2-3-4, c/o MukaiTate,Shiki-Shi, Saitama 353-0006,JAPAN
ACCOUNT NUMBER :052 - 0064011

未来の福島こども基金 規約

1、本会の名称:「未来の福島こども基金」
2、目的: 福島原発震災に遭った被災者を支援するため、情宣・募金活動を行う
3、会費:3000 円、学生会員 2000 円、維持会員 1 万円の年会費を納入する*
4、役員: 代表 1 名、若干名の世話人をおく。世話人の中から会計、監査を選任する
5、会員はそれぞれ可能の範囲で創意工夫して自由な支援活動を行う
6、本会は印刷物、メール、ネット、等の媒体を通じて適宜活動報告を行う
7、毎年 1 回、総会を開き、事業および会計について報告する
8、事務局:353-0006 埼玉県志木市館2-3-4-409 向井方
〈問合せ〉Tel:090-3539-7611 Mail:fromcherno0311(アットマーク)yahoo.co.jp
9、活動開始:2011 年 6 月 1 日より( 会計年度 6 月 1 日より翌年 5 月 31 日まで)
* 会費には寄付金も含まれる

※経費は募金額の 1 割以内をめどとする
※当基金は任意団体です

未来の福島こども基金
HP:https://fukushimachildrensfund.org/
FB:facebookページ
事務局: 〒353–0006 埼玉県志木市館 2-3-4-409 向井方
E-Mail fromcherno0311(アットマーク)yahoo.co.jp
TEL 090-3539-7611 FAX 048-470-1502

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