2022年11月発行ニュースレターNo.24

チェルノブイリから学び、子どもたちを守る 未来の福島こども基金ニュースレター

未来の福島こども基金ニュースレター
from chernobyl No.24 2022年11月発行
チェルノブイリから学び、子どもたちを守る

ニュースレターNo.24のPDF(2.3MB)はこちらからダウンロードできます。
みなさま、ぜひご覧になってみてください!

福島避難指示解除地域を訪ねて
黒部信一 小児科医師

たらちね海洋調査に参加 2022年7月19日

たらちねでは、2015年から3カ月に1回程度実施しています。
福島第一原発事故の際に大量の放射性物質が爆発で飛散し、風によってその9割は海へ流されました。それで海が汚染され、特に近海で生きている魚や貝や海藻が汚染されているので、その放射線量を測定してきました。
さらにこれから原発炉で汚染された水から放射性物質を取り除いたという汚染水を原発沖1キロメートルの海中に放出するというのです。

まず、富岡港に集合。
乗船前の注意事項を聞き、いざ出発。

写真:船上での黒部ドクター

写真:船上での黒部ドクター、後方に見えるのは福島第一原発

海洋調査~汚染水放出

大量の汚染水が放出されたら福島沖の海水や魚はどうなるかの比較のために福島第一原発沖1.5kmで測定しています。
イギリスのセラフィールド原発の処理水をアイリッシュ海という狭い瀬戸内海のような海峡に放水し、その海水を放射線測定するための試料として販売しているというから驚きです。汚染水放出に反対している市民のほかに専門家もいろいろな提言をしています。まだまだ結論を出すのは早すぎです。十分に考えてほしいものです。

海洋調査の様子はたらちねの動画をご覧ください。https://fb.watch/gA0ktS4KSX/
また、測定結果はホームページに随時公開しています。https://tarachineiwaki.org/radiation/result#kaiyou
(ところで私は船酔いをしないので、久しぶりの船ではしゃぎすぎて注意されてしまいました)

避難解除地域への訪問

富岡町の港から、大熊町、双葉町の避難指示解除地域を訪問しました。避難指示解除地域というのは、チェルノブイリでは、永久隔離地区とされている高濃度汚染地区を住宅地だけ除染して帰還させようとするものです。だから行けば判りますが、車で森や林の中を通ると走行中に放射能測定器が警報を鳴らし続けます。
チェルノブイリでも始めは除染したのですが、膨大な土地を除染できず封鎖しました。福島でも同じで、山や森や林まで除染できません。でも政府と福島県は、ピンポイントだけ除染して、除染したから大丈夫だと宣伝しています。双葉町や大熊町は町役場などを避難指示解除地域に作り、小中学校も作っています。さらにお金をかけて広い土地を除染し、町役場から、公民館、小中一貫校、町営住宅、原子力災害伝承館が作られました。サッカーのJビレッジもそこだけ除染して再開されています。そこへ行くまでは道路だけしか除染されていません。

常磐線も線路と駅とその周辺部を除染して開通させましたが、駅舎の周りの柵で囲われた土地は除染されていません。
夜ノ森駅前広場の囲いの外の木の根元を測定すると、7.17マイクロシーベルトという高い放射線値を示しています。大野駅では1.09マイクロシーベルトでした。平常時の年間被ばく線量は1ミリシーベルトで、毎時0.23マイクロシーベルトです。いまだに緊急事態時の20ミリシーベルト(毎時3.8マイクロシーベルト)を使用し続けています。とても子育てする環境とは言えません。今後妊娠する可能性のある女性と子どもは、住むのを避けた方がよい土地です。多くの人たちは、それを知っていて高齢者しか帰還しませんが、介護はできない状況です。

2年後には、固定資産税や住民税などの税金が課せられます。農家は土地から収入が得られないのに税金が課せられます。福島の問題は、まず政治を変えることで、とりあえずは地元の市町村を変えさせることが必要です。いわき市は、たらちねに協力してくれているようですが、他の市町村も選挙で勝つことが第一です。
帰還事業はまだまだ進んでいませんが、少数の帰還者と除染作業者や廃炉作業者による消費を頼りにしています。村や町を無くさないようにすることが政府の方針で、何とかして形だけでも町を残そうとしています。原発事故緊急事態宣言の解除をしないまま、「アンダーコントロール」と称して原発の再稼働や廃炉の延期やさらに新設までしようとしています。

福島の原発事故被害は、まだ甲状腺がんしか表面化していませんが、PTSDやうつ病が事故直後よりあり、一時は減少傾向に見えましたが、2016年からまた増え始めています。
それ以外に隠されていますが、白血病や悪性リンパ腫、各種のがんが増えています。それがなかなか可視化できません。
放射線やその被害は目に見えないので、政府の言う安全・安心を信じている人たちは10年20年後のことよりも、今をどう生きるのかが大変なんだと思います。私の住む練馬では毎時 0.08マイクロシーベルトであるのと比較してください。

黒部 信一(小児科医師)
黒部信一ブログ
未来の福島こども基金 代表
沖縄・球美の里 理事
チェルノブイリ子ども基金 顧問
いわき・たらちねクリニック 顧問

福島第一原発事故災害から12年
無責任な国と子どもたちの帰還 そして原発再稼働

認定NPO法人いわき放射能市民測定室たらちね

認定NPO法人いわき放射能市民測定室たらちね
事務局長 鈴木薫

https://tarachineiwaki.org

2011年の原発事故から12年が経とうとしています。
「10年ひと昔」の言葉通り、あの日の事故のことは無かったこととして、風化の道を辿っています。

その証拠に、今年、岸田首相が、これまでのエネルギー方針を覆し、原発推進へと方針転換する発言をしました。原発の再稼働について「国が前面に立つ」とのこと。福島第一原発事故の後始末の先行きが見えない中、意味不明の総理大臣の言葉は、恐ろしいものだと感じました。

福島県内では、甲状腺がんになってしまった事故当時未成年だった人々が、東電を相手に裁判をしています。事故発災後、放射能について知識がなかった私たち含め一般の人々は、国の発信を信じて従いました。今となって「あの時、もう少し気をつけていれば、こんなことにならなかったかもしれない。」と思う後悔の気持ちを持っている人もいると思います。でも、それは、今だからこそわかること。
あの時は、国が繰り返し発信したアナウンスにより、個人の自由な判断が憚られる雰囲気がつくられてしまいました。「被曝は危険。気をつけなければならない。」ということを堂々と言えなかったのです。
それにより心の分断が起き、結果的に多くの心身の健康被害が発生しました。

しかし、国は自分たちの発信に責任を取ろうとはしません。
また、汚染水の問題もあります。

デブリに触れた汚染水を海に流すことに躊躇なく、積極的に進めていこうとする国と東電の姿を見ていてゾッとします。タンクに溜めて減衰を待つ方法もあるのに。「海に流して無かったことにしたい」という国の積極的な本音と、そこに向かってまっしぐらに直進する様子は、あからさまで驚きます。
汚染水放出のステークホルダーとして、国が認めた漁業者との約束を、国自身が反故にし、汚染水を流す準備に突き進んでいます。
国は、誰かと何かを約束するなんてことはないのだろうな、と思いました。

でも、汚染は消えずに移動するだけです。国が隠そうとしても無くなるものではありません。海に流しても、海水に紛れ、海洋の生き物に紛れ、人間の体に紛れ、どこかには存在します。
放射性物質は、核種自身が壊変し減衰するまで、その存在が消えることはありません。
国と東電のやることは、陸上の汚染を海洋に移染するだけのことです。

たらちねでは、3ヶ月に1回、1F沖の海洋調査に行っています。
行くたびに、放出口の工事が進んでおり、「やる気満々」の国と東電の姿を実感します。

さらにもう一つ、双葉郡の高線量地域への帰還政策が着々と進んでいます。
大熊町では、2023年4月から子どもたちを町に帰還させるため新しい学校の建設を急いでいます。
「学び舎 ゆめの森」と称される幼稚園・保育園・小学校・中学校までの子どもたちが通学する義務教育校です。
総工費45億円、学校の校歌は詩人の谷川俊太郎氏・賢作氏父子が作詞作曲しました。福島県内のどこにもないような立派な建物です。

学校の校歌は詩人の谷川俊太郎氏・賢作氏父子が作詞作曲

谷川俊太郎氏は、福島イノベーションコースト構想の廃炉作業/人材育成の中心を担う、ふたば未来学園の校歌も作詞しており、著名な作詞家であるがゆえに、子どもたちの廃炉教育の現場で役割を果たしています。

この地域の放射線量は、下図のとおりです。
今年の8月にたらちねと大熊町のお母さんたちが一緒に測定をしました。
空間線量と土壌の測定結果です。

比較できるように、子どもたちが現在居住している会津若松市の公園の測定結果も並べてみました。同日に測定したデータです。

(※クリックで大きな図が開きます)
「学び舎 ゆめの森」建設地写真

「学び舎 ゆめの森」測定結果

会津総合運動公園測定結果

大熊町役場の敷地は何度も除染していて、比較的低めですが、学校の周りは、まだまだ高い箇所があります。
汚染は移動するので、除染の範囲が広くなると複数回行っても汚染は戻ってしまいます。

大熊町に帰還できる年間被曝量は20ミリシーベルトが目安です。そこから算出し、1mの高さで3.8マイクロシーベルト/時 までは問題ないとされています。これまで、20ミリシーベルトは緊急時の被曝量でした。大熊町では、これが日常になります。

福島第一原発事故が起きた後、立ち入り禁止の双葉郡以外の地域の除染目安は、地上1mの高さで0.23マイクロシーベルト、年間被曝線量が1ミリシーベルトでした。
つまり、大熊町に居住する子どもたちは、これまでの20倍の基準の中で生活するようになります。

このような、高線量の地域に、なぜ、幼い子どもを連れて住むのだろうか?という疑問を持たれる方もいると思います。
帰還、居住の理由はそれぞれの世帯により複雑ですが、決定的なことは「住んでも大丈夫ですよ。」と国が定めていることが一番の理由です。

それは、原発事故が起きた直後に「直ちに健康に影響はありません。水道水は飲んでも大丈夫です。赤ちゃんのミルクを作っても心配ありません。」など人々が国のアナウンスを信じていたことと同じです。

閾値がない被曝の危険性を個人が判断し行動することの難しさを感じます。
誰かに判断を委ね、従うことの方が楽なのかもしれませんが、健康被害が起きた時、「大丈夫だよ。そこで生活できますよ。」と言った国や東電は責任を取りません。

「地域の基本は学区です。会津に避難したときも、(町民のための)学校づくりをまず優先しました。震災前の大熊町は子育て支援に力を入れ、若い世代を多く呼び込み、福島県内では人口が増えている数少ない自治体でした。それが今回の震災で(子どもや若い世代が)大きく減ってしまった。やはり学校がないとだめなんです」 学校再開にあたって、以前からあった小中学校を再び使う選択肢はなかったという。いずれも大規模な補修が必要なうえ、その周辺に住民が住むことも難しかったためだ。さらに、こんな理由もあった。 「大熊は、廃炉や除染を含め課題が山積しています。これに向き合うには、町の将来を担う人材を育成していくしかない。教育内容や施設をあらためて検討し、それにふさわしい学校をつくる必要があると考えた。それが、ゆめの森になったというわけです」

※2021年3月YAHOOニュースから
吉田淳大熊町町長の話し

ぼくもわたしもここにいる書籍

吉田町長の言葉にあるように、大熊町では事故炉の後始末を見据えた人材育成を視野に入れ町づくりを考えています。
子どもたちは、その担い手であり、この一連の流れの中、マスコミから取材を受け、いつもと違う日常を過ごしています。プロパガンダの渦に巻き込まれ、本の主人公にもなっています。

今、このように何もかも福島の人々、子どもたち、福島の自然環境に任せ切りの中、「国が前面に立つ」とは、何を意味しているのか、無責任極まりないと感じます。

福島第一原発事故から12年が経とうとしている今、国は責任を果たさず、事故の被害を立地県に押しつけて、また原発を推進しようとしています。

このことは、福島県の問題だけではなく、今後予想されている南海トラフ大地震などの中で原発事故が起きたとしても、同じ姿勢だと思います。

この無責任さの中、再稼働をしてもらっては困ります。
それでも稼働するというのなら、私たちは、自分で自分の身を守ることを考えていかなければならないことを強く実感します。

たらちねでは2023年1月から原発事故防災の事業を実施します。
現場で役立つ女性リーダーを育成する事業です。一人でも多くの人にご参加いただき、たらちねの経験を次の災害に活かしてもらえたらと思っています。
(詳しくは下記たらちね事務局へ。参加費は無料です)

認定NPO 法人いわき放射能市民測定室たらちね
防災・減災にかかる女性のリーダーを創出する東日本大震災の経験を活かした市民科学と女性リーダーの育成事業
●申込み締め切り:2022年12月20日
●問合せ・Eメール
toiawase * tarachineiwaki.org
(Eメールの「*」は「@」に変えてください)
(件名に「女性リーダー」と記載)
●電話 0246-92-2526 担当すずき

支援のページ

いつもご支援をありがとうございます。

決算報告は7月9日の報告会終了後ホームページに掲載しました。

「沖縄・球美の里」の保養プロジェクトは、5月以降子どもたちだけの移動はまだ無理と判断して、ファミリー保養を実施中。少人数ですが継続できています。その保養・運営費を支援しました。

いわき放射能市民測定室たらちねには、トリチウムの電解濃縮装置の購入費を支援しました。「たらちねには、電解濃縮装置が1台しかないので、測定試料が溜まってしまっています。今後のために、8サンプル程度が同時に濃縮できる機器の購入を考えています」との要請に応えたものです。

いまだ、大人数での保養が行われないので、これに替わるコロナ禍に、より困難な状況になった人たちを対象とした一時的な支援を行いました。反貧困ネットワーク、こども食堂たべまな・フードバンクふくしま・生活困窮家庭などに米や支援金を送りました。また、「311甲状腺がん子ども支援ネットワーク」に支援金を送りました。今後の裁判に注目したいと思います。

7月9日のウクライナ緊急支援コンサートの収益なども寄付いたしました。

反貧困ネットワーク

物価高の状況下、SOS が急増している状況です。原発避難者から住まいを奪うな「住まいの権利裁判住まいの人権裁判」も引き続きサポートしていきます。

フードバンクふくしま/いわき自立生活センター内

写真 金比羅神社での配布会に親子で参加

写真 金比羅神社での配布会に親子で参加

今年度の実績(2022年4~9月)
配布人数合計612人
配布した食料合計:2801キロ
配布場所:下神白集会所、金比羅神社、東日本国際大学
※昨年7月に開設以来、毎月300キロぐらいの食料を配布。大きな倉庫があるとのことで頼もしいですね。

カケコミ(白河市)/まかないこども食堂たべまな

物価高に疲弊する家庭も多く、この厳しい冬を乗り切ることに多くの親御さんが不安を抱いています。少しでもその不安を和らげることができるよう、活動を続けてまいります。

カケコミ KAKECOMI
まかないこども食堂たべまな

KAKECOMI(カケコミ)は、東北の最南端である福島県白河市で活動する市民団体です。誰も置き去りにしない地域社会づくりをミッションに掲げ、子どもたちのサードプレイス(第三の居場所)である「まかないこども食堂たべまな」と、暴力や困窮によって住居を失った女性と親子のためのシェアハウスを運営しています。

2020年から続くコロナ禍において「集まって一緒に食べる」という活動の継続が難しくなりました。しかし私たちは「健康と命を脅かすのは感染症だけではない」を合言葉に、休むことなく活動を続けています。感染症はじめ、社会的危機においてそのダメージは均等ではありません。危機以前から孤立や困難の中にあった人々、生活困窮者や虐待・暴力の被害を受けている人、障害や疾患を持つ人たちにより強い負荷がかかります。
そして孤立と困窮を深め、危機からの「復興」の中で置き去りにされてしまいます。
東日本大震災がまさにそうでした。震災の経験から、私たちは社会的危機にこそ置き去りにされている人々の必要性に応えることを活動の柱としています。

学校や家庭に安全が感じられない子ほど、学校でも家でもない第三の居場所を必要としています。「居場所」の活動は感染リスクを伴いますが、居場所がなくなることで健康が損なわれ命が脅かされる子たちがいます。コロナ禍にあっても居場所の運営を継続し、さらに感染不安から外出が難しくなった家庭に向けて食事の配達等訪問支援を強化しました。

写真 まかないこども食堂たべまな

写真 まかないこども食堂たべまな

感染防止や感染への不安からこども食堂への来所を控えてきた子どもたちも戻ってきて、私たちの食堂も日に日に賑わいを取り戻しつつあります。ですが、そういった「復興」の流れに置き去りにされてしまう人たちがいます。コロナ禍以前から生活に脆弱性を抱えていたひとり親家庭、家庭が安全でない女性たち、学校から排除されてしまった子どもたち。

彼らが置き去りにされてしまう復興ではなく、社会的危機において顕在化するさまざまな不均衡の当事者である社会的マイノリティを包括した「回復」を目指して、小さなお茶の間と2軒のシェアハウスからアクションを続けていきます。

代表 鴻巣麻里香

ウクライナ緊急支援カテリーナコンサート

ご参加のみなさま、ご協力くださったみなさま、ありがとうございました

「カテリーナさんの思いと歌が心に響いた」「未来の福島こども基金とチェルノブイリ子ども基金の活動報告があり、より、状況がわかった」「マリアさん(お母さん)の歌声に涙した」など会場参加者およびオンライン参加者から感動の声が届きました。

カテリーナさんの了解を得て、当日のコンサートの中から1 曲、ユーチューブで公開しています。ウクライナの子守唄『幸せの鳥』と解説MC 付きです。どなたでも視聴することができます。未来の福島こども基金のweb トップページからも案内しています。

特別公開ムービー

https://www.youtube.com/watch?v=GWwlx1Wu38w
ウクライナ民族楽器バンドゥーラ奏者カテリーナ @横浜 スペースオルタ

〔カテリーナさんの言葉〕
今、聞いていただいたのはウクライナの曲で『幸せの鳥』 幸せの鳥があなたに幸せを運んできてくれる というウクライナの古い曲をお届けしました。 昔、ウクライナで子守歌として使われた曲です。子守歌として作られた曲ですけど、私にとっては叫びのような歌になってしまいました。

〔歌詞〕
植物を切らないでください、木を切らないでください、お花を切らないでください、その花はもしかしたら誰かのお母さんかもしれない
動物を殺さないでください、鳥を殺さないでください、その鳥はもしかしたら誰かの愛かもしれない

カテリーナさん
カテリーナさんとお母さん

ウクライナ緊急支援カテリーナコンサート会計報告

当日、当基金の活動報告およびチェルノブイリ子ども基金の報告も行いました。
黒部代表の資料は、ホームページに掲載しています。

球美の里 ファミリー保養

ファミリー保養4日目2022/09/24(Sat)
◇4日目の午前は、いつもお世話になっている、やちむん土炎房さんでシーサーの絵付けをしました。素敵な守り神が出来ました!
◇その後、お昼ご飯までは、ピラミッドで遊んだり宝探しをしました。白熱のボッチャ大会でしたね。
◇午後はイーフビーチ!海!シュノーケルも楽しみました。魚にも会えたね。
(ブログより)

ファミリー保養4日目
沖縄・球美の里の声

会計報告2021年6月1日~2022年5月31日

会計報告

寄付団体名(2021年6月1日~2022年5月31日)敬称略

団体名のみ記載しています。多くの個人の皆さまからもご寄付をいただいております。心より感謝申し上げます。

新しい風/網走友の会/伊藤石油株式会社/伊藤法律事務/Water mark and crafts/小川医院/語り部地蔵/カトリック仁川教会/川和保育園/川和保育園父母の会/川和保育園父母の会ボランティア委員会/ギャラリートモズ/教覚寺/具志川モービル/クレヨンハウス/原発とめよう飯能/玄米ごはん・カフェ じょじょ/小池音楽教室/桜井書店/自然環境センター/渋谷民商布ぞうり「結」/ストップ・ザ・もんじゅ事務局/スラージ/そらとも/たかぎクリニック/高崎経済大学矢野ゼミナール/たんぽぽ法律事務所/チェルノブイリ子ども基金/千葉 友の会/「沈黙の春」収益/日本大通り法律事務所/はじめてきもの小梅/ピースライブイン こうち/フクシマを思う実行委員会/遍照院/法然院/桃山基督教会/やじんき法律事務所/山形の会/山崎産業株式会社/和らぎヨーガ教室/リサイクルグループカリーナ/養源寺「柔心地蔵」

お知らせ

●みなさまにお届けしているこのニュースレター、活動報告・寄付金の使途報告を基本としています。過去3年間にご寄付のない方には、次号より送付を中止させていただきます。ご理解のほどよろしくお願いします。(今号でも、振込用紙付きチラシを同封させていただきましたが、ご寄付を強要するものではありません。ご了承ください)

●毎回、福島の今を語っていただいている“たらちね”の鈴木薫さん、今年度より代表になりました。記事中の図表・写真など紙の資料を希望の方にはお送りします。ご連絡ください。https://tarachineiwaki.org/

●ウクライナの状況は、好転の兆しが見えません。でも、チェルノブイリ子ども基金が支援している子どもや家族には支援金を送ることができています。子ども基金のブログには、現地からの声(怒り、悲しみ、嘆き、喜び)が載っています。喜びというのはこんな状況にあって、支援してくれてありがとう、という声です。ウクライナのオヴルチ子どもアカデミーは9月から授業を再開したそうです。子どもたちに贈るクリスマスプレゼント代を当基金からも支援します。

●チェルノブイリ37周年救援カレンダー発売中です。チェルノブイリ事故被災地の病気の子どもたちのための保養プロジェクトを1996年から毎年実施している「チェルノブイリ子ども基金」の制作です。日本のスタッフは、コロナの影響とロシアのウクライナ侵攻により、現地に行くことができませんが、ベラルーシの保養施設ナデジダのスタッフが撮影した2022年の保養の写真も掲載されています。毎年ウクライナでも保養を実施していました。
かつての子どもたちの楽しそうな保養の写真を掲載しています。収益金の一部は福島のこどもたちへも贈られています。
詳細はこちらをご覧ください。

●前号でもお伝えしました東電株主代表訴訟、東京地裁は、東電の元幹部たちに13兆円余を会社に支払うように命じました。しかし、被告が控訴しましたので、控訴審に移ることになりました。原告団から、裁判には多額の費用がかかるので、カンパをお願いしたいとチラシが届きました。ご協力のほどよろしくお願いします。


●『チェルノブイリと広島の叫び 絵画展』
11/15(火)~20(日)10:00~17:00
名古屋市民ギャラリー栄 第4展示室 入場無料
主催:<非核・平和>を求める写真絵画展事務局


☆7月9日横浜でのウクライナ緊急支援イベント、コロナの状況によっては中止の場合もあり、無事開催できたことに感謝です。会場では、球美の里での保養の写真や、チェルノブイリ子ども基金のカレンダーを飾ったりして、子どもたちの様子を知っていただくことができました。

未来の福島こども基金 規約

1、本会の名称 :「未来の福島こども基金」
2、目的: 福島原発震災に遭った被災者を支援するため、情宣・募金活動を行う
3、会費 :3000 円、学生会員 2000 円、維持会員 1 万円の年会費を納入する*
4、役員: 代表 1 名、若干名の世話人をおく。世話人の中から会計、監査を選任する
5、会員はそれぞれ可能の範囲で創意工夫して自由な支援活動を行う
6、本会は印刷物、メール、ネット、等の媒体を通じて適宜活動報告を行う
7、毎年 1 回、総会を開き、事業および会計について報告する
8、事務局:353-0006 埼玉県志木市館2-3-4-409 向井方
〈問合せ〉Tel:090-3539-7611
9、活動開始:2011年6月1日より(会計年度6月1日より翌年5月31日まで)

※会費には寄付金も含まれます。
※経費は募金額の1割以内をめどとする。当基金は任意団体です。

継続支援のお願い

引き続きのご支援をお願いします。すでに振り込まれた方はご容赦ください。
また、チラシをまわりのかたに広めていただける場合、枚数をお知らせください。お送りします。どうぞよろしくお願いいたします。

寄付金、会費の振込先

郵便振替口座
振替口座: 00190-0-496774
口座名: 未来の福島こども基金
他の金融機関からゆうちょ銀行へお振込の場合
店番 : 019
店名 : 〇一九店(ゼロイチキュウ店)
預金種目 : 当座 0496774

三菱UFJ 銀行 神楽坂支店
支店名: 神楽坂支店(支店番号:052)
口座名: 未来の福島こども基金
口座番号:普通口座0064011

海外から送金の場合 – Remittance from Overseas
– Remittance from Overseas
BENEFICIARY’S BANK/ACCOUNTBANK:
THE BANK OF MITSUBISHI UFJ, LTD
3-7, KAGURAZAKA, SHINJYUKU-ku,
TOKYO 162-0825, JAPAN
BENEFICIARY’S BRANCH:KAGURAZAKA BRANCH
SWIFT/BIC:BOTKJPJT
ACCOUNT NAME:Fukushima Children’s Fund
c/o Mukai Tate 2-3-4 409 Shiki City Saitama.
353-0006, JAPAN
ACCOUNT NUMBER:052-0064011

未来の福島こども基金
HP:https://fukushimachildrensfund.org/
FB:facebookページ
事務局:〒353–0006 埼玉県志木市館 2-3-4-409 向井方
TEL 090-3539-7611 FAX 048-470-1502
Eメール:info*fukushimachildrensfund.org
(Eメールの「*」は「@」に変えてください)

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