【Youtube動画アップ】「福島原発震災事故から12年」渡辺久子先生講演会&総会 開催のお知らせ(2023/8/6)

渡辺久子先生講演会&総会の動画をYoutubeにアップしました

0:32から 未来の福島こども基金の総会(会計および活動報告)
20:41から チェルノブイリ子ども基金(ウクライナ支援について)
32:05から 渡辺久子先生(日本乳幼児精神保健学会会長)講演
1:37:17から 質問と返答

総会で使用した資料をアップしました
未来の福島こども基金の総会資料(pptファイル:3.4MB)
チェルノブイリ子ども基金資料(pdfファイル:2.9MB)

チェルノブイリから学び、子どもたちを守る 未来の福島こども基金主催イベント

福島原発震災事故から12年
渡辺久子先生講演会 & 総会
2023年8月6日(日)14:00~16:00

渡邊久子先生からメッセージが届きました!

当日は「災害と子どものこころ」という題でお話をさせていただきます。

ちょうど先週の土曜日に、アイルランドから帰国しました。ダブリンで5日間開催された世界乳幼児精神保健学会を無事終えました。日本からは福島の子どもへのケアの12年間の報告が注目されました。郡山市小児科医菊池信太郎先生とたらちね放射能測定室のスタッフ計4名が参加し、ビデオを交えてわかりやすく報告し、世界から参加した仲間が真剣に耳を傾けていました。

日本の福島の親子の苦しみを通じ、核のおそろしさ、力による紛争の愚かさを考えるよう促せたと思います。
 (2023.7.29)

開催概要

講演に先立って、未来の福島こども基金の総会も行ないます。内容は会計および活動報告です。
また、ウクライナへの支援についてもチェルノブイリ子ども基金佐々木真理さんより報告していただきます。

  • 1部総会 30分
  • 2部講演会(質疑含む)80分 休憩10分
  • 場所 志木市民会館仮設会議室5
    (市民会館建替えのために作られた会議室です)
    ※東武東上線志木駅(急行・準急停車駅*快速急行は止まりません)東口駅前 丸井ビル8F
  • 開場13:45 開始14:00 終了16:00
  • 参加費無料
  • 申し込みフォーム⇒ https://fukushimachildrensfund.org/application/
    ※オンラインと同時開催、会場とオンライン参加どちらも人数把握のためご予約をお願いいたします。
    (予約申し込み締切りは8月5日(土)午後9時まで)
    ※予約なしで当日会場参加も可能です。
  • 定員:会場70名、zoom200名
    どなたでも参加することができます。

講演 渡辺久子先生 (日本乳幼児精神保健学会会長)

講師の経歴

渡辺久子小児精神科医師 子どものこころの専門家
慶應義塾大学医学部を卒業後小児科、精神科、神経内科、精神分析を学び専門は小児精神科医学、精神分析学、乳幼児精神医学。慶應病院小児科常勤講師として、思春期やせ症、被虐待児、自閉症、PTSD(心的外傷後ストレス障害)など、工業化社会の複雑なストレスを生きる子どもの治療にあたる。現在渡邊醫院副院長。いわき放射能市民測定室たらちね顧問。世界乳幼児精神保健学会理事、日本乳幼児精神保健学会会長。東日本大震災後の福島県、バングラデッシュのロヒンギャ難民キャンプ、ロシア侵攻下のウクライナの子ども支援者を支援している。

〔著書〕『『抱きしめてあげて』、『子どもを伸ばすお母さんのふしぎな力』、『思春期の子のこころがわからなくなったときに読む本』などその他多数

総会講演について:なぜ渡辺久子医師にお願いしたか

  • 渡辺久子医師は乳幼児精神科医で、たらちねの「こころのアトリエ」のアドバイスも行なっていただいています。慶応大学小児科講師を経て、今は発達障害の子どもの早期発見と早期治療のために、乳幼児精神保健学会で保健師や保育士、幼稚園の教諭たちの指導にあたっています。乳幼児精神科医は日本でも世界でも少数です。現在、子どもの精神発達には、受精後33か月が大切だということがわかってきましたが、一般の精神科医は、本人の記憶が在る時からのことしか取り扱いません。しかし、その期間内に発達障害を見つけて、子どもにあった育児をすると大きく改善されます。
  • 福島原発事故が起きて子どもの被害者の支援のために、まず内部被ばくを減らす目的で飲食物の放射線量を測定すべく、数か所の市民放射能測定所へ測定器や測定費用の支援をしてきました。
  • 次に行なったのは、低線量被曝し続けているのに避難できない子どもたちのために、保養所で長期間保養することです。保養はチェルノブイリ支援活動で経験してきたことなので、被曝線量を減らす効果があることは判っています。外部被ばくのない土地で、汚染されていない飲食物を食べ、のびのび体を動かし、生きる希望をもってもらいます。これは精神神経免疫学から言えば、こころが免疫を支配しているので効果があります。
  • チェルノブイリでは、貧困のために内部被ばくを避けられず、事故後も甲状腺がんを始めとするがんや先天性疾患、さまざまな健康被害が続いています。日本では、甲状腺がん以外はほとんど明らかになっていません。最近やっと判ってきたことは、子どものアレルギー疾患と発達障害が福島で目立つことでした。それと共に、福島でもPTSD(心的外傷後ストレス障害)が少なくないことです。「チェルノブイリ原発の事故後、母親が妊娠中に放射能を浴びたベラルーシの子どもたちは、他の子どもたちに比べて発育や認識上の障害の発生が著しく高い。しかも言語や情緒障害への影響という点では、放射能の直接汚染に加えて、放射能汚染への不安、避難によるストレス、日常生活の喪失の方が大きかった」という研究結果も示されています。
    (参考『格差は心を壊す―比較という呪縛』(ウイルキンソン&ピケット著/英)
     それなので、事故後も福島の低線量汚染地区に残っている子どもたちのために、渡辺久子先生の力が必要と考えて、今回講演をお願いしました。
  • コロナウイルス感染症のパンデミックのために、沖縄県久米島にある保養所「沖縄・球美の里」は、学童の集団保養が出来なくなり、少数の家族単位でファミリー保養を続けています。福島原発事故後早くも12年たち、当初の役割だった保養の次の役割としてこころのケアをしていくと共に、高校生の勉学支援をすることとしました。また医療支援も始めています。(未来の福島こども基金代表 小児科医 黒部信一)
内容などの問い合わせについては、以下の主催者へお願いします。
【主催】未来の福島こども基金
未来の福島こども基金
HP:https://fukushimachildrensfund.org/
FB:facebookページ
TEL 090-3539-7611 FAX 048-470-1502
Eメール:info*fukushimachildrensfund.org
(Eメールの「*」は「@」に変えてください)

【協賛】
チェルノブイリ子ども基金 http://ccfj.la.coocan.jp/
いわき放射能市民測定室たらちね https://tarachineiwaki.org/

☆未来の福島こども基金は東日本大震災後、2011年6月、チェルノブイリ子ども基金の姉妹団体として設立しました。代表は小児科医師の黒部信一。世話人は向井雪子ほかチェルノブイリ子どもたちの支援に長年関わってきたボランティアたちです。

ご支援について

寄付金の振込先

郵便振替口座
振替口座: 00190-0-496774
口座名: 未来の福島こども基金
他の金融機関からゆうちょ銀行へお振込の場合
店番 : 019
店名 : 〇一九店(ゼロイチキュウ店)
預金種目 : 当座 0496774

三菱UFJ 銀行 神楽坂支店
支店名: 神楽坂支店(支店番号:052)
口座名: 未来の福島こども基金
口座番号:普通口座0064011

海外から送金の場合 – Remittance from Overseas
– Remittance from Overseas
BENEFICIARY’S BANK/ACCOUNTBANK:
THE BANK OF MITSUBISHI UFJ, LTD
3-7, KAGURAZAKA, SHINJYUKU-ku,
TOKYO 162-0825, JAPAN
BENEFICIARY’S BRANCH:KAGURAZAKA BRANCH
SWIFT/BIC:BOTKJPJT
ACCOUNT NAME:Fukushima Children’s Fund
c/o Mukai Tate 2-3-4 409 Shiki City Saitama.
353-0006, JAPAN
ACCOUNT NUMBER:052-0064011

ページトップへ